第2話 収入と将来

今日は、スイーツを食べに別のカフェに来ている。

たまに期間限定のスイーツを食べに行くのも楽しみだ。

毎回というわけにはいかない。

低収入女子には、厳しいものがある。

まともに勉強してこなかったツケかな、なんて思ったりする。

周りは大学や専門を出て、いい給料をもらっているし、結婚した友達もいる。

わたしは、高卒で今は恋人もいないしなんの資格もない。

進学したかったけれど、レベルに達していなかったのだ。

ひとりも楽しいけれど、30を目前としたわたしは将来の不安をひしひしと感じていた。

本業+副業した方がいいという時代だ。

パソコンは趣味で書いている小説のお陰でWordはなんとか使えるけれど、 Excelなんて使い方を忘れた。

徐々に体力がなくなったのか、最近すごく疲れるようになった。

事務なんて憧れはあるものの、経験がないと採用が厳しいとSNSの投稿で読んだ。

洋服も好きだから自分で服作ってプロデュースしたいけれど、近づくための専用アカウント持っていない。

恋人も欲しいけれど、マッチングアプリの怖いエピソードばかり聞いていたせいで一歩踏み出せない。

柴原くんいいなぁと思うけれど、店員とただのお客さんだ。

もし恋人がいたらと思うとなかなか連絡先を聞けずにいる。

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