異世界転生~何もない土地で家を建てていたら、宝石を見つけて億万長者を目指すイージーライフに見舞われてしまった件について~

群青 塩湖

第1章 前世、石の上から

第1章-1話 私は石ころじゃない!

私の趣味は何か?鉱石本を見ることだ。


暇ながら、鉱石図鑑を眺めたり、科学誌の鉱石組成式を見たり性質を見たりするのが好きだ。


石ころなんて見て何が面白いのか?


そんなこと産まれて初めても思ったこともない。


なんでこんなキレイな石なのに何も性質が無いのか、なんでこんな不格好な石なのに何のモノにでもなれたり性質を示すのか。


こんなことをずっと見ていると一日が過ぎてしまう。


私はこんな魅了された鉱石ライフを送るのには順風満帆だが、冴えない高校生だ。


モテない?うるさいわボケ


理系にモテるとか褒め言葉にならないにこしたことはない。


理屈から入って、感情的にはならない、すべては公理や公式に則って事象やそれに呼応した事物は起きている。


こんな感じに生きています。


付けられたあだ名はまさに凡夫。


「石ころ判定士」


宝飾店を構えている人たちは華やかでキレイな格好をしていてスマートなイメージだが、なんで僕はこうも冴えなく周りから取られるのだろう。


環境が悪いのか。


鉱石も環境や堆積で出来あっがったりする。







>>一日五百字更新ぐらいでやってきます

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