第15話
「しかしだいぶ戦えたんだな。吐き気とかは無いのか?」
「思ってたよりもないですね。人を相手にいているわけじゃないので」
どうしてこんなことを聞かれるのかと言うとダンジョンのモンスターは小説などでは消滅したりするがこの世界では消滅せずに残るからで剥ぎ取りとは他にドロップはする為に他より緩い世界だと思う
その代わりに死んだらおしまいでダンジョンから出たら回復なんてないのが辛いところだけど
「多賀さんはなにを増やすって言ってたんですか?」
「これだよ」
その手に合ったのは文化さんのスキルでできた剣だった
「僕のスキルは『増殖』と『硬質化』でね。普通硬質化中は動けないらしいけど僕の硬質化は使用中でも動けるからその間に増殖で武器を増やすのが僕の戦法。ただし普通と違ってそんなに硬くないから使用中の受けの判断が凄く大事になってくるスキルなの」
「増殖の発動条件は覚えとけばいいとかですか?」
「いやこれがね意外と難しくて相手のスキルや武器を増やすなら攻撃を何回何十回も受けなきゃいけなくて硬質化のスキルが無かったからかなり難しいかもね」
「柏城さんのスキルって教えて貰えんですか?」
コソコソ
「難しいんじゃない?あの人奥の手がスキルみたいだから」
コソコソ
「そりゃそうですよね。どうして多賀さんは簡単に教えてくれたんですか?」
「対策しやすかったら話さないけどしにくいでしょ対策。」
「戦わなきゃ勝てないのに戦えば戦うほど自分の弱点がバレてくんですもんね」
「そうだね。魔法系も増やせるからやりにくそうだよね」
「何コソコソ喋ってたんだぁ?俺にも教えてくれよ」
「っ、柏城さんのスキルなんだろうな〜って話をしてました。」
「俺のスキルは教えたらお終いみたいなもんだら よぉ教えらんないんだわ」
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