第6話
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受かってますように受かってますように
「厚飯が冷めるよ」
しょうがないだろ
「そうじゃそうじゃお前は他の奴と比べて何もないから心配するんじゃない」
コイツラ
「おじいちゃん菫言い過ぎだと思うんだけど」
この二人まじで容赦ないよな
「はーごめん明日の朝食べる」
「お前発表は全然先だぞそんなんじゃ保たないから飯を食っとけ」
未来視てわかるくせに
すげぇ腹立つ顔してる
「わかったよ頑張って食う」
「そうしろそうしろ」
ん?そういえば
「おじいちゃん試験の後に面接あるの知ってた?」
「そりゃあもちろん」
確信犯かこれ
「おじいちゃんなんで教えてくれなかったの!急に試験会場で『この後に面接も実施しますのでお早めに移動してください』とか言われてびっくりしたよ!」
「厚それは厚が悪い」
「なんでよ」
「最近の大学とかは面接で受かってる人がいるくらい大事な項目なんだよ」
まじで?
「……………?」
「本当?みたいな顔しないでまじだから」
終わったかも知れない
「はーご飯が美味しい」
「そりゃどうも頑張って作ってるからね」
「菫が作ってたの?」
「おじぃに作らせたら味が濃かったから」
なるほど
「受かってるといいなぁ」
絶望的ないまに対してそんなのんきなことしか言えなかった。
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