第2話
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
バチくそ長いため息が出てしまった。
試験なんて受けなきゃ安定した収入を得られないとかなんでなんだよ。
そんな事考えながら我が家の孤児院に着いた。
この園の名前は叶井園。
その名前の理由は願いの井戸をモチーフに名前を付けたらしい。
しかし5年前に急に人が入ってきてお金が足りずクリスマスや誕生日を毎回祝う事が出来ていなかったと園長が言っていた。
そんな事を考えながら門の前で途方に暮れていたら妹が迎えに来てくれた様だ。
この子は、
「なぁ妹よ儂は試験を受けなければいかんらしい」
「別に楽勝でしょ。大学の模試で平均以上の点数でてたんだから。」
こんな言葉が強くなければ良かったんだけど
「平均以上なのは歴史や政治の所だけなの」
「なら尚更良くないどうせ外交官の試験受ける筈だから」
可愛くない。
「別に良くないぞ。他の教科もしっかり受けなきゃいけないから」
自慢は出来るけど可愛いげがない。
ダンジョンを潜る人の事を色んな言い方するけど妹は探索者って言った方が良いかも知れない。
妹の戦闘の形が基本が能力重視で遠近両用だから。
すごいなぁ~
とか思ってたらおじいちゃんが来たみたいだ
「ただいま」
「おかえり鑑定どうだった。」
「やっぱり試験を受けなきゃ駄目だってさ。まじで今絶望してる真っ只中だね」
「はっはっはっだから言っただろ。お前はやっぱり試験を受けると」
このおじいちゃんが園長で俺の恩人の
この人の能力は《千里眼》と《未来視》が使えるらしい
ダンジョンに潜ればいいのにと思ったがおじいちゃんの能力がダンジョンの中だと死の危険あり怖くて潜れなかったらしい。
「ほれ飯の時間だからさっさと席に着け」
当分は試験勉強しなきゃいけなくなって飯も食いづらくなるだろうし今のうちに食っとくことにしよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます