泥棒

天川裕司

泥棒

タイトル:泥棒


女「えーと、醤油どこやったっけ?」

男「ん、お前さっき持って行ってたろ?」

女「え?…あ、そうだ、キッチンのトコだ!」

男「wほんとそそっかしいなぁ〜」


(冷蔵庫につまみを出しに行く)

男「あちゃ〜、つまみになるもん何にも買ってなかったのかよぉ〜」

女「あーごめんごめん、さっきのコンビニで買っといたらよかったね」


(リビング)


男「ふぁ〜〜、今日も1日疲れたなぁ」(ソファで休む)

女「今日の夕飯、何が良い?」

男「ん、そうだなぁ〜、ハンバーグとか食いたいな」

女「じゃハンバーグにしよっか」

男「お前、料理が上手くて助かるよ」


(夜、ニュースを見ながら)


男「へえ〜。泥棒、ここ界隈にまで来たってのかぁ」

女「ねぇあなた、戸締りとかちゃんとしてくれた?」

男「ん、あーさっき鍵ちゃんと閉めたよ」

女「お風呂場とかも全部?」

男「あ、風呂場見てねーわ」

女「んもう〜、ちゃんとしとかなきゃ」


その時だった。

風呂場の方からガチャンと音がして、

2人揃って「えっ?」なってギョッとした。


女「な、なに今の音…?」

男「……いや、なんだろ…」

女「ね、ねぇもしかして泥棒じゃない…」

男「……んな滅多な事あるわけがw」

女「わかんないじゃない!ちょっと見てきてよ…」


すると2人分の足音が聞こえ、

男「うわあ!」

女「きゃあ!」


泥棒1「うひゃああぁあ!」

泥棒2「オラァ!!」

男「ぐわっ!」

女「ぎゃふっ!」


いきなり入ってきたその2人組は

手に刃物を持っており、

私たちをいきなり刺してヤってしまった。


(泥棒視点)


泥棒1「ケッヘヘwこんな良い家に住みやがってよ」

泥棒2「さぁとっとと金目のもの頂いてズラかろうぜw」

泥棒1「いやちょっと待て、外ぁ警察の嵐だ。ちょっとの間ここに居たほうが安全だろ」

泥棒2「…だな。じゃあ明け方ごろにズラかるか」

泥棒1「ああ」


泥棒2「と、くりゃビールでも一杯w」

泥棒1「おい、あんまり飲み過ぎんなよ」

泥棒2「へっ、わーかってるってw」


泥棒2人組はビールをひっかけながら、

家探しを始め、金目の物をとにかく盗もうとした。

銀行通帳、印鑑、キャッシュカード、

私たちの財布の中身、いろいろ引っ張り出して、

全部懐に収めた2人。


泥棒1「まぁまぁだったなw」

泥棒2「でもま、これだけありゃしばらくは困らねーか」

泥棒1「ああw」

泥棒2「ちょっとシャワーでも浴びてくるぁ。っとその前にションベン」


(トイレ)


泥棒2「うおっ!お、おい!」

泥棒1「んだぁ?どしたぁ?」

泥棒2「ちょっとこっち来い!」

泥棒1「んだよ?…おっ、こりゃお前…」


リビングに倒れている私たち2人を見て

うちの1人が呟いた。

泥棒1「…こいつら、なるほどなぁw」

泥棒2「因果応報ってかw」

泥棒1「俺らはこんなドジ踏まなねぇようにしなきゃなw」


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=DHUEDgXkoFQ

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泥棒 天川裕司 @tenkawayuji

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