僕はまだ彼女の名前も知らない
早坂燦
プロローグ 彼女との出会い
「
僕は、1階のキッチンから聞こえる母の声に気づいて2階にある自室から階段をドスドスと駆け下りて玄関で靴を履いていた。階段を駆け下りる足音が聞こえたのか、キッチンから母が玄関に移動してきた。
「あんたハンカチもったの?忘れ物無い?
今日夕飯友達と食べるなら早めに連絡頂戴ね」
高校に入ってから聞いてくる母のお節介な言葉にも慣れてきた。僕は「分かってる」と
一言残して、玄関を飛び出した。梅雨が終わり、蒸し暑い日々が続いていた。僕はいつも通りに徒歩7分の最寄り駅に早歩きで向かい電車が出発するギリギリで電車に乗り込む、そして僕は、1駅先のホームから電車に乗ってくる彼女にいつも目を奪われる…スレンダー体型でいつも耳に白い有線イヤホンを付けている彼女に…
彼女に出会ったのは、高校の入学式に向かう通学中の電車だった、そう今僕が乗っている電車だ、彼女が乗ってきた電車のドアの窓から見える桜が似合う彼女に…僕は、初めての恋という感情を知った。僕は、その日からギリギリで家を出ようと決意した…いつか話し掛ける機会があるのでは無いのかと淡い期待を描いて2ヶ月と半月が過ぎた。いつも電車の外を見ている彼女を見つめるだけで終わってしまうのだ…今日もそうだ話しかける事も出来ず、電車に乗って3駅先の駅で降りてしまう。
(今日も綺麗だったな)
そんな事を思いながら彼女と入れ違いで乗ってきた高校からの友が乗ってきた。
「おっすー澄春ー相変わらず今日もぼーっとしてるな!!」
こいつは
「おっすー相変わらず朝から騒がしいな」
「騒がしいとは言い方が悪いなー元気と言え元気と!」
「そんな変わらんだろ…」
「まぁ、確かにそうかもな」
優弥は少し笑いながら言った。そんなたわいもない会話をしていると彼女が降りた駅から3駅先、約10分程で俺たちの学校、
そしていつもと変わらない授業を受け、昼休みに優弥と弁当を食って午後の授業を受け終礼が終わったら家に帰る、これがいつもの生活が終わるはずだった…だが、今日は違ういつもは居ないはずの駅に彼女がいた僕は、思ったここで話しかけないともうチャンスは無いんじゃあ無いかと…僕は勇気を振り絞る。僕は彼女に向かって1歩を踏み出した。そしてここから始まった。
彼女の名前も知らない僕が彼女の名前を知るための物語が…
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えー今回1作品目が、完結して居ないにも関わらず新作を作りました。早坂燦と申します。僕改めて自分の、作品読んで気ずいたんですよもっと色んな作品書いて経験を増やさないと成長しないなってなので今回新作を作ってみました!!これからは2作同時並行になると思います!!結構頑張らないとしんどいなーって、心の中でも思ってますね笑最近バイトも、受かったので余計に時間見つけて有効活用しないとって思ってます。最後になりますがカクヨムで小説書き始めてもう少しで4ヶ月になりますね、前の作品から見てくれた方初めて見てくれた方これからも小説を書き続けますので応援よろしくお願いします(>人<;)
僕はまだ彼女の名前も知らない 早坂燦 @hayasaka_san
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