第3話 人狼種の少女
オークをギルドに持っていくと、ギルドはとてつもない騒ぎになった。
オークはCランクの中でも下位の魔物であるが、Fランク冒険者が倒すなど、今までも数人にかいなかった。
「ツクルさん、どうやって討伐されたのですか?オークはCランクの魔物で、経験豊富な冒険者たちがパーティーを組んで倒す魔物なんですよ。」
「いやぁ、全力で足掻いていたら、倒せちゃいました。」
流石に受付をしているマリーさんも、驚いて目が点になっていた。
俺はさっさと換金をし、次の依頼を受けようとした。
しかし、「セブン・デーモン・キング」とこの世界の違いを見極めておくことに越したことはない。
まずは、俺の力を試してみよう。
そして、俺はビースト大森林の近くの開けた場所で、「創造」の力を試してみた。
そして、わかったことをまとめると、
・初級魔法しか使えない
・全属性の魔法を「創造」することができる。
・一般的な魔法より魔力が必要になるが、威力は一般的な初級魔法の2倍ほど。
・身体強化魔法は効果が薄い
・道具は、正確な構造を理解していないと、形が歪んだり、刃こぼれがしているもの
ができたりする。
こんなものだ。
やはり、思った通り魔法が全属性、威力も増加で使えるというのは、とても役にたつ。
中級以上の魔法は、何かの制限のようなものがあって使えないらしい。
このスキルの欠点としては、接近戦に弱い。
剣も上手く作れないわ、身体強化魔法は効果が薄いわで、すぐに敵に押されてしまう。
回復魔法で癒せば良いのだが、痛いし、できるだけ攻撃を受けたくない。
「仲間を探すかぁ」
そして、俺は、有能な奴隷を探すため奴隷市場へ向かった。
幸い、オークを倒して手に入れたお金がそこそこあるので、安めの奴隷くらいなら買えるだろう。
そして、市場を案内されていると、気になる少女を見つけた。
「ゔゔゔゔ」
「お客さん、お目が高いですねぇ。こいつは獣人族の人狼種の小娘でございますぅ。躾をしてもゆうことを聞かず、困っていたのですが、発育もよろしいですし、戦闘能力もそこそこありますので、買っていただけませんかぁ?」
俺は迷ったが、その子を買うことにした。
少女は、セーナと言うらしく、人狼種中でも珍しい、王ロードの血を引いているようだ。そのおかげで、戦闘力は人狼種でもトップレベルらしい。
※王ロードとは、昔、大厄災で活躍した、人間族・エルフ族・ドワーフ族・獣人族のそれぞれの王のことである。
「ご主人様、何か命令はございませんか。」
セーナは俺が聞いていた話と違い、大人しく、従順で賢い子だった。
「まあいいや。」
セーナの能力を確かめるために
「創造:鑑定」
をしてみると、「獣神化」「獣化」「爪剣剣術」
の3つを持っていた。
「獣化」と「獣神化」は何か違うのだろうか。
でも、俺が求めていた、剣術スキル持ちの前衛を手に入れることができ、俺は満足していた。
そして、その日のうちにセーナの服を買ってあげ、剣や防具なども買ってあげた、
その夜、宿で、俺が寝ようとしたとき、セーナは裸で俺のベッドに入ってきた。
「ご主人様、どうぞ私にご奉仕をさせてください。」
俺は興奮して、逆に動けなくなってしまった。
日本では、ゲームばかりして、女子とも一切話していなかったので、もちろん童貞である。
それに、セーナは12歳だ。
人狼種は、少し成長が早く、発育も良いらしいが、見た目は本当に美人で、スタイルも良い。
しかも未経験ときた。
童貞の俺には刺激が強すぎたが、
「ここでやらなきゃいつやるんだ!」
と決心し、
「セーナ、いいんだな。」
「はい…」
そして、俺は初めての激しい夜を過ごした。
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