第9話
その夜、桃花と優華は、興奮冷めやらぬ気持ちで電話をかけ合った。知子と陽夏莉のデートがうまくいったことをお互いに喜び合いながら、何度もその瞬間を振り返った。
「ほんとによかったよね、陽夏莉ちゃん!」桃花が言った。電話の向こうからは、優華の笑い声が聞こえる。
「うん!知子がキスできたなんて、まるで夢みたいだね。」優華は興奮気味に答えた。
「これからどうなるんだろうね。陽夏莉と知子、将来結婚するのかな?」桃花は少し照れながらも、ワクワクする気持ちを抑えきれない。
「どうだろう?でも、そんな未来があったら素敵だよね!」優華は夢を膨らませるように言った。
二人はしばらくの間、陽夏莉と知子の未来について延々と話し続けた。
「もしかして、陽夏莉がプロポーズするかも!」優華が提案すると、桃花は大きく笑った。
「それは面白い!でも知子がサプライズでプロポーズする方がロマンチックかも!」桃花は想像を膨らませながら言った。
「うん、でもきっと陽夏莉も負けてないよ。そんな時、二人がどうやって告白するのか、想像するだけでドキドキする!」優華は声を上げて笑った。
話題はどんどん広がり、友達としての絆や恋愛のこと、さらには将来の夢についても語り合った。
「でも、陽夏莉が幸せそうだから、私たちも嬉しいよね。」桃花は言った。
「そうだね。友情も恋愛も、どちらも大切にしたいね!」優華は同意し、心の中で確信を持った。
「もしも、陽夏莉が結婚することになったら、私たちもお祝いするよね!」桃花が提案すると、優華は即座に賛同した。
「絶対する!お祝いのケーキ、何にしようかな?」優華は楽しそうに考え始めた。
「うーん、私、チョコレートケーキがいい!」桃花は元気に答え、電話の向こうでも明るい雰囲気が広がっていった。
二人はその夜、ずっと夢を語り合いながら、友情の大切さと恋愛の素晴らしさを再確認し、お互いの存在に感謝する時間を過ごした。
日常の中に消えてく 紙の妖精さん @paperfairy
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