ブレイブロード
バリバリさん
プロローグ
「中瀬くん…中瀬くん」
ヒシヒシと照らし続ける日差しのせいで出まくったたくさんの汗に不快感を覚えながら閉じていた目を少し開ける。
「なんだ窪田か…じゃあいっか…」
少し高めの声に女の子が声をかけたのだと思ったがそこにいたの背の低くて線が細い男。
「なんだじゃないよ…ほらこれ見てみてよ!!すごいから」
女の子じゃないからそのままもう一度寝ようとしたが肩をぐわんぐわんとゆすられて中瀬は、完全に目が覚めてしまう。
「わかった見るから肩をゆるのやめてくれ」
「おっやっと起きたか君はいつもすぐに寝てしまうから起こすのがいつも大変だよ」
「いや別に起こさなくていいよ…それで見せたいものって」
そう聞くと窪田は、すぐにスマホを取り出して胡散臭そうなサイトを見せつける。
「はぁまた変なサイト見つけてきたのか」
窪田が見せたサイトにはこう書かれていた。
デカデカとした字で集団神隠し事件と書かれていた。
「いつもの都市伝説系かこれの何がすごいんだ」
「うん…これのすごいところはねこの神隠し事件か二つとも同じ月日に起こっているんだよ」
彼は凄むように言う
「それだけ?」
そんな彼に中瀬はポカーンとして少し間を空けた後に聞く。
「うんそれだけ…」
窪田は、顔に影をつけ手を握りその上にに顎をのせながら言う。
「そうか…」
中瀬は、そのままもう一度夢の中に入ろうと机に頭を置こうとする瞬間に窪田のスマホみて何かを思い出す。
「窪田これ神隠し事件の日にち俺たちが修学旅行に行く日と同じじゃね?」
窪田は、中瀬がまた寝てしまうと慌てていたがその言葉に「えっ嘘」と小さく言葉を発しながら慌ててスマホを見る
「本当だ…行く日と一緒だ」
中瀬と窪田は顔を合わせながら。
「まぁたまたまだよね」
「そうだな」
お互いに少し嫌な予感といつまでも続く夏の暑さを感じながらその日はいつも通りに過ごして行った。
―修学旅行当日―
中瀬は、バスの中で眠っていた。
バスが移動してすぐは、隣の窪田といつものごとく都市伝説やらファンタジーな話題について聞いていたが途中からクーラーの効いたバスのおかげで夢の世界へ飛び立った。
そんな中瀬を見ながら窪田は、修学旅行の前にした中瀬との会話を思い出す。
神隠し事件について窪田は、いつも以上に詳しく調べていた。
「神隠しは10年ごとに訪れているそして今日は前回から10年経つ」
いつも以上に調べたと言え情報はないに等しい誰でも思いつく一定間隔で起こるってことしか得るものがなっかた。
「それもこの神隠しは2回しか起きてないからほぼ僕の妄想だな」
そうぼやきながら窪田も眠ろうとするが凄い振動に襲われる。
「なんだ!!」
誰かが叫んだ声と共に窪田の意識は刈り取られた
2030年10月20日
トンネルで崩落事故が発生教師やバス運転手の遺体が見つかる中生徒25名は遺体すら見つからずどこかに消えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます