空の隠し物

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空の隠しも物

ただ生きて

息を吸ってるだけだった

明確な未来が見えなくて

その場にある空気になって

気配を消していた


世界から孤立したような

浮かばれない闇色になって

いっそ何も見たくないと

心をきつく締め付けた


でも、時間がくれば

また日々に追われて

ただ気弱になっていくだけで

何も満足に決められなかった


二度は無い人生に何を求め

何をして

どこへ行くか


その三問説に

一つも答えが浮かばない事に

僕という人間の無価値さが

言い表されているようで


ただ消えたいと

いつも交じりに強く思うようになる


このまま孤独の中で

明日さえ見えなくなって

ただ息を止めれる瞬間ばかり待ち望んで

さよならばかり探している


こんな世界で生きるという事

こんな世界でも生きて行こうと言う事

その当然のようで当然には思えない事が

僕には多すぎて

何度もつまづいて

転んでは傷だらけになって


もう生きれないよって

涙があふれる


僕はきっとこのまま

何十年だって

一人を強いられ

辿り着ける未来さえ

誰よりも醜いものになるだろう


でも

生きていいだろうか

生きていいだろうか


まだ死に切れるほど生きれてないんだ

まだ何かあるはずだと思っているんだ


ね、いいかな。

僕はまだこの世界に居ていいかな。

必ず見つけるから、


必ず、生きてて良かったっていえる。

死ななくて良かったって言える。


そんな、僕の全てを変えてくれる、何かを掴んで。

いつかは、幸せでしたと、

心の底から感じてみたいんだ。


頑張るよ。生きるよ。

二度は無い人生に、僕は、自殺しないと誓ってみるよ。

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