第89話
「…聞きたい」
「へっ…」
王子の肉体美に釘付けのあたしに求められた要求。
「な に を…」
ゆっくりと背を倒されて柔らかいベッドに体が沈む。
「千亜稀の甘い声w」
あたしの脚の間に片足を滑り込ませる。
「ちょっと!!!」
焦るあたしにお構いなしの王子。
あたしが焦るの見て楽しんでる!?
「言わないとやめないよ?」
不敵の笑みを浮かべて、見下ろす偉そうな瞳。
さっきの潤んだ瞳が嘘みたい!
エロい!
ヤラしい!
このS王子!!!叫
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