第64話

満腹のお腹。


どんなに気持ち悪くてもおいしそうなものを逃す、弱っちい胃袋ではない。



これが宿泊学習とか言っちゃうんだから凄すぎる。



一眠りしたい欲に襲われつつ、先生の合図でそのレストランに集合がかかった。




「これからスポーツ体験をするんだが、先日3つのグループに分かれただろう?覚えてるかー?」




…だった。



これからスポーツ体験…。



しかも選択肢が


乗馬


テニス


アーチェリー




どれもこれもお金持ちっぽい。



…だったらわざわざ体験しなくてもいいんじゃないかって?



まぁまぁ、そこは作者が一般人だと…



「村岡-聞いてるか~?」



「っは!はいっ聞いてます」



よし、と頷いて解散の号令がかかった。




ぞろぞろと9機あるエレベーターに、みんなそれぞれ乗り合わせて1階へ降りた。



(…エロ王子は何選んだって言ってたっけ…)




.

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る