第8話 カクヨムコン10ジャンルってどうやって選んでる?

今回の切り口は、わたしからあなたに質問させていただきます。


Webサイトの小説を投稿するときに、最初にタイトルを入れて、ジャンルを決めて、カクヨムならキャッチコピーを入れますよね。


このジャンルって、どうやって決めていますか?


たぶん、多くの作者さんは得意分野があって、先にジャンルがあってから、自分の書きたいプロットを決めて、タイトル、キャッチコピーを決める流れなのかと想像するのですが、違いますか?


得意分野とは、自分が書きたい分野で、これなら書き続けられる分野と思っています。

そうですねぇ。

これなら、プロットが思いつく分野みたいな。


これから、わたしが言うことは正論ではありません。

むしろ、お悩み相談です。


ひとつには、その時代の流行があって、読者が期待する展開ってそれぞれあると思うんです。

どんなものを読者は読みたがっているのかなぁ~

ここからスタートして、自分の書きたい内容に沿って書いていくとテンプレート通りでも、独自カラーって出せますよね。


たとえば、そうやって書いたのが【みちのくダンジョン・ハイスクールボーイ】です。

https://kakuyomu.jp/works/16818093079281091505


この作品は、読者ニーズとわたしの書きたい物が合わさって書いた長編です。


さて、ここから問題です。

しかも、大問題です。


カクヨムコン10では、ジャンルの改正がありました。

異世界ファンタジーが、異世界冒険部門と異世界ライフ部門に分かれました。


カクヨム用に執筆していた物語は、異世界ファンタジーでした。


ここでわたしは、あれ? この作品のジャンルってなんだろうと考えてしまいました。

異世界ファンタジーといっても、ヒロインが出てくると当然恋愛要素が入りますよね。

冒険と言う冒険でもないし、恋愛にしてしまうと読者は恋愛を期待して読みに来て、「期待していたのと違う!」

といって、ブラウザバックしてしまいます。

じゃ、バトルがあるかといえば、そんなにバトルシーンが多いわけでもない。

異世界ライフというほど、スローライフもしていない。

あれーーーー? ジャンルがわかんなーい。


実はもう一つ、準備している物語があります。

こっちはもっと深刻です。


恋愛ものなんですが、カクヨムヘルプのジャンル分け通りにすると、

主として男性が主人公の恋愛……ラブコメ

でも、今ラブコメのジャンルで投稿すると、読者の期待は、ハーレムとか、エッチ寄りのような気がするんですよ。

わたしが書いているのは、男性主人公だけどハーレムじゃないしエッチな描写もありません。

主として女性が主人公……恋愛

読者の期待は、異世界恋愛とか、BL、百合だと思います。

違う、違うんだヨーーーーー。


現代恋愛にした場合、カクヨムコン10では、ジャンルはどうなるかと言うと

『魔法のiらんど(現代恋愛)部門』になります。

《主に女性読者を対象とした恋愛・ラブコメ、BL要素のある小説のうち、現代を舞台とするものを募集します。》とのこと。

これって、どうなのでしょうか。


全く、予想ができません。

今回、初の魔法iらんどとの合併です。

現在は、魔法のiらんどは、ランキングは全く別になっていて、カクヨムのランキングには反映されていません。

カクヨム10の当初の頃の募集要項には、ランキングには反映されませんという文言があったと記憶していますが、今は全くその文言が見当たりません。

いったい、どういう評価ランキングなるのか怖くて応募できないというのが本音です。


そこで、アホの白神ブナは考えました。

現代恋愛で10話ぐらいまで書いた下書きを、異世界設定に変えてしまおうと。

けれども、異世界恋愛だと、読者に溺愛とか悪役令嬢とかを期待されてしまうので、異世界ライフ部門に書き換えてしまえ!と。

(なんと無謀な!)←完璧なアホです。

正直、10話ぐらいまでなら、引き返せると思ったんですね。

ところが、そうなると、文明の利器が使えない。

例えば、電話、冷蔵庫、自動車、電車などです。

じゃあ、なーろっぱではなく、19世紀位のハリー〇ッターの世界なら、と思いました。

産業革命後であれば、蒸気機関車とか、クラシックカーとかはイケるとおもったんですね。

携帯電話は魔法電話とか、……うーーーん、無理すぎる!

当然ながら、魔法を用いて書いていると、読者ニーズとズレているなと感じました。

ここまで、魔法の国にしたら、魔法の世界に期待しちゃうよね。


このように、これも違うなと壁にぶち当たってしまいました。

この物語は、没にしては練り直し、また没にして練り直し、ここで没にしたら三回目。

もう、ええやん。やめよう。




Webサイトの小説である限り、興味を引かないと読んでもらえないのが現実というのは、痛いほど知っています。

読者ニーズにに沿ったものを書く→商品化しやすい作品→書籍化

これが、書籍化を目指す作者の方程式だとすると、ジャンル選びに失敗すると読者ニーズを外してしまいます。


カクヨム10が、わたしは今回初参加なのですが、すでにジャンル選びで挫折しています。

今執筆している物語は、もしかしたら、わたしのパソコンの中の『没』ファイルに移動するような予感がする今日この頃です。


アイディアありき、書きたいありきでスタートすると、わたしのような悩みを抱えることになります。

書きたいことととジャンルが一致している方は、そのままひたすら執筆してください。


おらあ、みてえにならないように。

ジャンル迷子はほんと、どうしていいかわからねえっすから。


と、みんなはどうしているのかなというお話でした。

よろしかったら、ご意見を伺いたいという悲痛な叫びでした。

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