第3話
胸に近いところを叩きながら言葉が発音出来ることを発見して、これで働ける。シフト入れると思って出勤しました。
早めに入って、社員さんと話して今日から復帰と思いました。
でもね、胸を叩きながら話すって、異様なんですよ。
本人は働く気でいるから、洗濯した制服持って待機していると。「今日は帰った方がいいです」と社員さん。
接客業なので、やはり何かしないと話せないのは致命的だ。分かってはいましたが、これも現実だと思いました。
すごく悔しくて情けなかった。
親親戚友達と胸を叩きながらなら話せるのに、親親戚はバイト先に行ったら絶対に話せるよって応援してくれたのに……。
ここで極めて流動的かつ、無期休みが出来ました。
試さないと分からないけど、治ったら来なさいがおそらく来ないという予感がしています。
小金はあるから、旅行にでも行こうかな。
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