【リハビリ用】私のオタク履歴エッセイ

霜月 一三

はじめに

 私はアラサーの女だ。持病があって、脚に障害があって、精神的な病も抱えている。デブスで、もちろん喪女。クラウドソーシングサイトで発注される仕事と、障害者の就労を支援するための作業所から貰った仕事を、在宅ワークで掛け持ちしている。当然収入は多くない。

 毎日同じようなことの繰り返しで、人生は人より周回遅れかつ行き詰まり気味という、救いようのない社会の最下層だ。しかし、そんな私にも、現実を忘れて没頭できる趣味がある。

 それは、漫画、アニメ、ゲーム、小説……いわゆる「二次元」と呼ばれるもの。それらを読んだり、見たり、プレイしたりするのが趣味……そう、私はオタクなのだ。しかも、ただのオタクではない。既存のキャラクターを借りて絵や小説を創作する、いわゆる「二次創作」に手を出している。私が主に書いているのは小説だ(絵の腕は壊滅的)。そして、私の小説の内容は大きく2種類に分けられる。

 既存のキャラクターと、自分で創作した(自分の分身だったりする)の交流を描く「夢小説」。

 そして、キャラクター同士の恋愛を題材にした(既存のキャラクターの場合、恋愛関係を捏造することもある)「CP(カップリング)小説」の中でも、男キャラ同士の恋愛を描く「BL(ボーイズラブ)小説」。

 ここまで書いたらわかっていただけるだろう。私は、「夢女子」で「腐女子」という超面倒くさいオタクなのだ。なんなら最近ガールズラブ(GL、百合とも言う)にもハマったが、この話はまた後で語ろう。


 さて、なぜ私が、初っ端から自分の暗部を晒したかと言うと、この作品に大きく関係しているからだ。

 スランプで小説がなかなか書けない日々が続いたので、リハビリもかねてエッセイ連載を思いついたのだが、私の退屈な人生を書いたエッセイなど、陰気臭くて誰も読む気が起きないだろう。そんな時に目に入ったのが、以前書いたオタク履歴エッセイのデータだった。

 某クラウドソーシングサイトで、「素人の書いたエッセイを買い取りたい」という募集を見かけて書いたものだった。奇特な依頼主は、私のエッセイを買い取ってくれたのだが、今はそのことは置いておこう。

 まあ要するに、これはその時に書いたエッセイを加筆修正、再編集したものだ。同類の人はもちろん、そうでない人にも笑ってもらえるように、クソオタクエピソード満載でお送りするので、嫌な予感がする人は逃げてほしい。読んだ後の苦情は受け付けないし、問題があったらすぐに消す。

 同じ年頃のオタクなら、心当たりがある部分も多いかもしれないので、もし頷ける部分があったりしたら、遠慮なくコメントを残してほしい……と、コメント乞食をしたところで、このただし書きを終わろうと思う。

 読者の皆さんに楽しんでいただけたら幸いだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る