中学を国からの要請を受け転校したら、異世界に飛ばされた

作家目指すもの

第1話

俺は国からの国立黄金南高校に転校してくれという要請に驚いた。なにか検査をしたのは覚えているが、まさか国規模でやっているとは思わなかった。何を検査してたんだろうか。まあまでも国からの要請ならしたがうしかないな。お金も家族にも俺にもでるらしいし、寮生活らしいからな。好きなことができる。しかもここは有名な中高一貫の進学校だしな。将来も約束されている。行くしか選択肢はないだろう。多分鼎はうるさいだろうが。俺も鼎と離れるのは心苦しいが、これも妹離れをするためだ。


俺は引っ越しの準備をしていると、鼎が俺の部屋に入ってきた。


「何をしてるのお兄ちゃん?まるで引っ越すかのような」


「国からの要請で転校することになったんだよ。だから引っ越しの準備をな」


新学期はもう少しだから、早く準備をしないといけないからな。


「お兄ちゃん私から離れるの?いやだよ!お兄ちゃんと楽しい学園生活をしたいよ。国に抗議してやる」


鼎は目に涙を浮かべながら、そう言った。なにか重大なプロジェクトをしようとしてるから、拒否することは無理だと思うが。何をするかまでは分からないが、何かの適正を見ていたのだろうな。それくらいは分かるが。


「やめとけ、要請と言っても強制みたいなものだ」


「うぅお兄ちゃんと離れたくないよぉー」


「こればっかりは仕方ないだろ。それじゃ俺は準備をするからな」


俺はドアを閉めて再び準備をした。


そして一週間後俺はこの長崎を立つときがきた。服とか諸々を引っ越し業者に頼み、俺はキャリケースにホテルに泊まるものだけの準備を整えて、家をでることにした。


「なんでお兄ちゃんが国から選ばれるの!いきなり転校とか意味分かんない。特に能力があるわけじゃないのに」


いやそこは誉めて止める場面だろ。なんで俺はディスられてるの?それに俺だって成績は普通。その他も普通。あ、誉めるところなかったわ。


「お兄ちゃんに悪い虫が付いちゃうから、私も一緒に転校する!」


「それは財政的に無理だろ。俺は色々と免除されるし、お金もでるから、千葉県でもなんとかなるが。それに俺の学力で難関国立の中高一貫校に行けるなんて、願ったりかなったりだろ。将来も約束されているし」


「絶対に黄金南高校に行く。だからお兄ちゃんは変な女狐に惑わせられないでね」


「俺のことを好きになるやつなんていないと思うが、それじゃもう飛行機の時間だから、俺はそろそろ行くわ」


そう言って目に涙を浮かべる鼎の頭をポンポンと叩いて、俺は家をでた。


そして時間は飛び飛行機の中だ。千葉県は東京に近く、色々と充実してるらしいから、結構楽しみだ。せいとも全国から来るらしいからな。学年問わずな。特別クラスができるらしいが。


そして飛行機が成田空港に着いて、俺は降りて電車でホテルに向かった。なにぶん急に寮ができたらしいから、ホテルに二日間泊まることになっている。そしてホテルに着くと、俺は荷物を置いて、東京なので観光するかと思いいろんな場所に向かった。


そして夜になりホテルに帰り寝た。そんな日々を2日間を過ごしキャリアケースを持ち寮に向かった。マップを見ながら向かったが、中学高からはそこそこ距離があった。まぁ急に土地を買うと言っても、学校の近くじゃ土地がないだろうしな。俺はそう思いながら、寮に入り、荷物を置き、荷物の整理をしていた。明日は早速学校だ。なんか説明があるらしい。まぁこのプロジェクトについての説明だろう。


そして一日を本を読んで過ごし次の日になった。


俺は制服を着て学校に向かう。10数分歩くとと、学校に着いた。同じ新しい制服を着た人達をちょくちょく見た。男女問わずいたな。


俺は学校に入り、体育館に入った。そこには百人くらいの生徒がいた。こんだけの人数を集めていたのか。俺の前のいた学校ぐらいの人数がいるぞ。


「それではお集まりいただいてありがとう」


いかにもエリートそうな人が挨拶をする。学校にはいなさそうだから、国から来た役人だろう。


「君達が集められたのはある問題を解決してもらうためだ。それは特別な適正が必要になる。それが君達にはある。つまり君達は選ばれた人間ってことだ。そしてそのプロジェクトは過去に飛び、その世界を征服しようとするもの達と戦うことだ」


生徒から大きなどよめきが起こる。そりゃそうだタイムマシンが開発されたのは割りと最近だ。それに中学生を戦場に送るって言っているようなものだからだ。


「君達には不安もあるだろう。だが専用のもの達がサポートに当たる。だから安心してとは言わない。だが極力危険はないようにする。それで僕からの話しは終わりにする」


そこから校長先生の激励を受けて、俺達は解散した。俺は少し興奮していた。憧れの織田信長に会える可能性があるかもしれないからだ。それに普通だった俺に特別なものがあると言われると、嬉しいものだからな。


友達作りに失敗しないようにしないとなと思いながら、俺は寮に帰った。詳しいことは学校が始まってから、するらしいからな。俺は新学期が始まることをワクワクしながら、待った。



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中学を国からの要請を受け転校したら、異世界に飛ばされた 作家目指すもの @Ronisei

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