第3話覚醒

「一ノ瀬君?話し声が聞こえるよね?」


「うん、」


「行ってみない?」

僕はあまり乗り気ではなかったが断る理由もなかったので行ってみる事にした、

そこで話していたのはアリサ王女とその部下達だった


「今回は粒ぞろいでしたね、あの子たちならあと数ヶ月で初まる戦争の兵器になりそうですわ」


戦争の兵器!?

どうやら僕たちは戦争の兵器として利用される為に召喚させられたのだ


「一ノ瀬君今の聞いた、?」


「うん、聞いたよ」

聞いてはいけなことを聞いてしまった僕たちはこの場を離れて一刻も早くこの事を知らせようとした、だが…


「そこの2人出てきてください」


「!?」

どうやら気付かれていたようだ

「私のスキルです、2人とも今の話聞いていましたか?」


「な、なんのことか…」

苦しいのは分かってる、けどここでYESなんて言ったら何をされるかなんて分からない


「嘘はつかなくていいんですよ?どうせ今すぐに消えて貰うんですから」


アリサ王女はそう言い何かスキルを使おうとした

「そうはさせない!」

委員長はそう言い、地面を蹴り僕では追えない速度でアリサ王女に近ずいた


「!?はやい!?」

流石の王女も転移されてきてすぐでこんなに、強いとは思っておらず、油断していたようだ


「マスキネシス(質量操作)」

アリサ王女が何らかのスキルを使った直後


ズゥゥゥン!

「う、動けない」

僕たちはアリサ王女の使ったスキルによって地面に這いつくばっている


「流石転移者私にスキルを使わせるなんて…」

そう言いアリサ王女からはさっきとは比べ物にならない魔力のオーラを感じる


「このまま殺すと誰かに見られては困るのでそうですね…どこか遠くのダンジョンに飛ばします、志保さんを失うのは痛いですがしかたないです、元よりあなたは元々居なくていい人材なのでまあ良しとしましょう」


「テレポート!(転移)」


「なっ!」

僕たちはダンジョンに飛ばされるようだ、そんな、死にたくない、


「大丈夫だよ、一ノ瀬君、君の事は私が守るから」

そう言い委員長は笑った、僕は自分が情けなかった、自分だって危ない状況なのに、それなのに僕の事を守るなんて…


「さようなら、ダンジョンで死んでください」

ま、眩しい

僕は王女の出した光に呑み込まれて意識を失ったようだ


「ここは、?」

どうやらここは王女が転移させたダンジョンのようだ

「ふざけるなっ」


僕は酷く腹が立った、あの時僕は見向きもされなかった、それは僕が最弱だからだ

にくい、ふざけるな、かえせ、かえしてくれ、これは全部僕が悪いのがいけないのか?弱いから僕はこんなめに合うのか?ころしてやる、ぜんぶこわしてやる、ここから出てあいつを殺す


最弱が最強になって復讐してやる。


<選ばし者を獲得しました><錬金術を獲得しました>

なんだこれ、スキル?

============================

一ノ瀬空17歳 男 

ユニークスキル:<選ばれし者 ><錬金術>

筋力:10

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:10

魔耐:10

スキル:<伸びる> <硬くなる> <錬金>

==============================





面白かったらいいねとブックマークお願いします!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る