第46話 次の日2

ある日、生徒会の会議が終わり、メンバーたちがそれぞれ帰り支度をしていると、数人が白水さんと青波さんの様子に気づいた。「二人の雰囲気、なんだかいいね」とさりげなく話しながら、他のメンバーは気を利かせて二人を残して帰っていった。


白水さんは少しドキドキしながら、青波さんに向かって尋ねた。「自販機に行くけど、何か飲みたいものありますか?」


青波さんは微笑みながら、「一緒に行くよ」と答えた。二人は少し照れくさく感じながら、並んで自販機へ向かって歩き始めた。


自販機の前に着くと、白水さんはどれを選ぼうか悩みながら、青波さんが何を選ぶか見つめていた。青波さんは少し考えてから、「私はミルクティーにしようかな」と言った。白水さんもそれに影響を受け、「じゃあ、私もミルクティーにする!」と続けた。


それぞれ飲み物を買って、二人で生徒会室に戻る途中、軽やかな会話が生まれる。

「青波さん、最近どう?なんか楽しそうだね。」と白水さんが聞くと、青波さんは嬉しそうに笑った。


「そうかな?最近、白水さんと話す時間が増えて、すごく楽しいよ。」


その言葉に白水さんはドキリとしながらも、心が温かくなった。「私も、青波さんと一緒にいるとすごく楽しい。こういう時間、大事にしたいなって思ってる。」


青波さんは頷きながら、目を輝かせて言った。「私もそう思ってる。お互いに少しずつ、いろんなことを話せるようになってきたし、これからももっと仲良くなれたら嬉しいな。」



生徒会室に戻ると、二人は飲み物を飲みながら、さらに話を続けた。窓の外では、夕日が沈みかけていて、二人の心に穏やかな気持ちをもたらしていた。


「今日は、こんな風に話せて本当に楽しいね。」白水さんが言うと、青波さんは頷きながら、「私も。こういう時間、大事にしたいな。」と話した。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る