第18話 図書館2
冬休みのある日、図書館には生徒会のメンバーが集まっていた。青波さんが中心に座り、みんながそれぞれの席で勉強に取り組んでいる。静かな空間の中、たまに笑い声が聞こえたり、友達同士の軽い会話が飛び交った。
「青波さん、白水さんのことどう思う?」ふと、一人のメンバーが質問を投げかけた。
青波さんは驚いたように顔を上げ、「えっ、白水さんのこと?うーん、彼女は頭もいいし、努力家だけど…なんであんなに自分に自信がないんだろう」と首をかしげる。
別のメンバーがニヤリとしながら、「それは、青波さんに構ってもらいたいからじゃないの?」と冗談交じりに言うと、青波さんは思わず目を丸くした。
「まさか!そんな理由で…」と少し照れくさそうに返す。みんなが笑い声を上げ、その場の雰囲気が和やかになる。
「でも、白水さんはもっと自分を信じてほしいな」と青波さんが続ける。「彼女の意見も大事だし、もっと自分を出してほしい。」
「そのうち、きっと自信がつくよ」と誰かが励ますと、青波さんは頷きながら、再び勉強に集中する。
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