見晴らし台で約束
@noritaka1103
第1話 誰かと交わした「約束」
小学生の頃に、誰かと交わした「約束」をすっかり忘れていた。
たぶん、小学生の頃だから「同級生」の友達とかと約束を交わしたのかもしれないが、忘れているので分からない。
なんとなく覚えているのが、見晴らし台に登って「何か」をした。たぶんこの時に約束を交わしたのだろう。
約束の内容も覚えていないので、もし「○○くらいになったらまた来ようね」みたいな約束だと過ぎている可能性もあるので、マズい。
ところで、何故忘れていた「約束」を今さら思い出したのかと言うと、自分の部屋を掃除中にたまたま見つけた「小学校時代の卒業アルバム」
ここに見晴らし台で撮ったクラスメイトの集合写真があって「約束」を思い出したというワケ。
手がかりは、たぶんこの集合写真に写っているであろう「クラスメイトの誰か」しかない。
しかし、約束を交わした人物を探すにしても「手段」がない。
当時のクラスメイトの連絡先なんて知らない。それに、連絡先が書かれている紙(いわゆる連絡網)を当時の先生から渡されていたとしても電話番号など個人情報が載っている関係ですぐに捨てている可能性が高い。
なおかつ、約束を交わした人物が男子か女子かすらも覚えていない。どちらかと言うと、あの時は誰かと交わした「約束」よりも見晴らし台から見えた「景色」の方が強かった…のかもしれない。
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