魔法少女の運命列伝〜何がなんでも俺TUEEEをしたくって!〜

りむど

第1話ツクヨミ幻夢

私の名前は陰界夏目、14歳順風満帆勝ち組中学生だ。


え?勝ち組は自分のことを勝ち組と言わない?そう言うやつはいずれ負け組に成り下がる?思う分にはいいだろ?


だけどそんな私にも夢はある。それは主人公になって俺TUEEEすること!


やっぱこいつ負け組だろって?陽キャがラノベ読んで何が悪い。えっ?陽キャは遊ぶもんだ?まあいいだろ!


はっきり言って手段はなんでもいい。異世界転生でも、魔力に覚醒でも、デスゲームでもなんでもいいのだ無双できれば。


そんな私だが今日夢を見た。

その夢の内容を少しお話ししよう。


━─━─━


「ん…?」

何もない殺風景な尽きる事のない白く冷たい床が続く部屋だった。

「やあ!こんにちは!いや君の世界の時間だとこんばんはかな?」

「…は?」

「ひどいなーは?なんて言わないでくれよ」

目の前の少女は続ける。

「…お前誰だよ」

冷静を装って聞くと案外簡単に答えが聞けた。

「僕はツクヨミ、日本神話に出てくるやつだ」

こいつは日本人みんなが日本神話を見てるとでも思っているのか。

星座の神話でも知ってるやつすくねーぞ

「君にはお願いがあるんだ。」

「お願い?」

そんなもん聞いてたまるか

「魔法少女になってたたかってほしいんだ」

「は?」

いやは?死後の世界や魔法、幽霊については信じているつもりだが魔法少女はあり得ないと思う。

私は異世界転生や覚醒、デスゲームそう言うもので無双したいのだ。

私だけが強くなっても意味はない。

周りと比べてもらいたいのだ。

いやまあいいか

「は?ってなによ。ねぇやってよー」

「なんで?やだよ」

「えぇー」

「じゃあメリットを提示して」

「戦うことができる」

そっかーうんそっかーうん

「いいよ」

まあいいかめんどいし


ーーーーーーー

と言う内容だ。

いや私何やってんだよー

んーまあいいか

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