経済市場と消費者

@mixxi

第1話

今の社会は、大量生産大量消費型である。一時期のアメリカほどではないにしても、人類の歴史から見れば使い捨ての占める割合は極端に大きい。しかしこの大量消費は、個人個人が消費しようとしているのではなく、外部からの圧力による大量消費と私は考える。メリットしか述べないコマーシャルや番組、人為的に作られたブームによって買わざるを得ない状況というのが現代には溢れるほどある。

大量消費は、生産側の意図によって仕組まれている。ここで「じゃあ生産側が悪いのではないか」という考えが浮かぶであろうが、そうではない。なぜなら今の社会構造が、消費者に物を必要以上に大量に消費させ、その分大量生産し売るという形を持っているためである。大量消費をしてもらわないと、企業側も成り立たないのである。消費者が買わなくなれば企業に入る収入も減る。収入が減れば企業が貧しくなりその企業が雇っている人々やその子会社の人々も貧しくなる。この循環によって経済が悪化してしまうことは目に見えている。

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