>木に残る林檎の昏き燭のごと
虫食の葉つぱも吹かれ草の花
収穫されずに熟れたリンゴは、赤黒い炎のように、独特の色あいを放っている。
花を咲かせていない雑草の上に、虫食いの紅葉が、たくさん積もっている。
本来の花とは程遠いが、視覚的には「花の果たすべき役割」を果たしている。
・・まあ、地元でも普通に見る光景なので、結構共感できた句です。
作者からの返信
殉教@公共の不利益さん、これはまた地味な(拙い詠み人的には俳諧味を求めたつもりの(^^;)句にご着目くださいましたね~。
生誕記念番組で星野富弘さんが虫食いの葉っぱが愛しいと語っておらましたが、たしかに、この時期に完璧なまま残っているほうが稀有だなと。
わたくしの通う病院のドクターヘリが頭上をたまに通過します。なにかあったかな? と、心配もいたします。ヘリコプターはなぜ飛ぶのか、思えば不思議でもあります。
作者からの返信
やましん(テンパー)さん、都会の病院でもドクターヘリが活躍しているんですね~。
当地のような田舎ばかりかと思っていました。
総合病院の屋上での発着陸の様子、車を運転しながら何度か見かけました。
匂ひ文。
その一句、
何故か、艶っぽさを感じるのは、僕がおかしいのかも。
でも、とても心に留まる俳句ですね。
もちろん、キリンの句は、とてもお気に入りです。
光年のいつしゆんのいま朝の月
この一句もとても惹かれます。
今回も心惹かれる俳句の数々でした。
通勤時間が、とても良い時間になりました。
ありがとうございました。
作者からの返信
@ramia294さん、長年のカクヨムさん同朋の(勝手にすみません)ご厚情にあらためて感謝申し上げます。
匂ひ文もキリンも拙い心の発露、光年は無季ですが、それはそれでと思いまして。(*^。^*)