Intrusion Countermeasure:protective wall 資料置場
kawa.kei
第1話 キャラ設定①
プレイヤーネーム:ヨシナリ
本名:
所属ユニオン:星座盤
個人ランク:E
機体名:ホロスコープ
フレーム:ノーマルキマイラ
カラーリングは黒と星空をイメージした金を散りばめたようになっている。
装備
・超高感度複合センサーシステム『シックスセンス』
頭部に収まる形で搭載されているので、外部からは見えない。
熱、温度、音響、エネルギー流動など様々な変化を探知する最高級センサーシステム。
探知範囲内であればあらゆる変化を見逃さないが、大規模な戦闘等の情報量が多い環境では取捨選択が非常に難しく、使いこなすにはかなりの慣れが必要。
・多目的突撃銃『アノマリー』
エネルギー、実弾と両方の使用を可能とする汎用突撃銃。
ヨシナリのメイン武装。 銃床部分にアタッチメントを取り付けて接続する事で機体側で操作して発射する事も可能。 変形時はこの機能を用いて発射している。
エネルギーに関しては単発で連射が利かない代わりに射程が長いのでヨシナリは狙撃銃として使用。
オプションパーツを取り付ける事で機能拡張が可能で、Ⅱ型を使用している時から愛用している。
実弾に関しては戦闘開始時はロングマガジンを使用して装弾数を増やしているが予備は嵩張らない通常のマガジンを携帯している。
エネルギーに関しては機体のジェネレーターから補充する形になっているので破損しない限りは実質、弾切れは存在しない。
・自動拳銃『アトルム・クルックス』
白黒で同じデザイン、二挺でワンセット。 ポンポンから格安で譲って貰った。
黒い方がアトルムで白い方がクルックス。
アノマリーと同様に別売りの外付けパーツで様々な機能を追加できる事もあって汎用性は非常に高い。
現在は銃剣と機体側からの操作でのマガジン排出機能と短距離レーザー誘導による交換機能を搭載している。
・主人公。 高校生。
サービス開始時点でICpwに強い興味を抱いていたが、利用規約の厳しさにより中々親の許可が下りずに一年ほど待つ事となった。
プレイヤースキルに関しては他のゲームでの経験と反復練習によって徐々に上がって行っている。
得意レンジは中~遠距離。
近接戦は自己評価が低い為、あまりしない。(主にふわわという比較対象がいる所為)
序盤は狙撃銃を用いての狙撃手として活躍していたが、装備と機体の拡充によりあらゆるポジションに対応できる遊撃手として開花しつつあった。
ゲーム歴が長いので基本的に目上っぽい人には敬語で話すが、同年代で仲良くなった相手には砕けた口調になり、精神的に距離がある、または距離感を測りかねている相手には敬語とタメ語が混ざってしまう。
学業に関しては上の下。
成績が落ちるとゲームへのアクセス権が取り上げられるので成績は頑張って維持している。
性格は基本的に真面目で、何でもそこそこ上手くやるような印象を受けるが、裏で反復練習を繰り返して納得できるクオリティに仕上げてから他人に披露するのでそう見えるだけの努力家。
自分の為の努力を苦と感じない事もあって単純作業等が非常に得意だったりもする。
そして負けず嫌い。 表面上は笑って受け流すが一人になってから死ぬほど悔しがった後、相手を徹底的に研究してリベンジの機会を常に窺うやや粘着質な部分もある。
ICpwという彼にとっては神ゲーを非常に気に入っており、ここ最近は常にこのゲームの事を考えるぐらいにはのめり込んでいるガチ勢。
現在はユニオンメンバーの強化を行いつつ更に強くなる為の手段を模索し続けている。
プレイヤーネーム:マルメル
本名:
所属ユニオン:星座盤
個人ランク:F
機体名:アウグスト
フレーム:ソルジャーⅡ
カラーリングは暗めの迷彩色。
中距離特化の為、やや装甲を盛っているので重厚な印象を受ける。
装備
ハンドレールキャノン
電磁誘導で弾体を飛ばす武器。
彼が使用している物はアームキャノンとして腕に装着できるタイプなのでやや小型。
非常に強力な兵器で命中さえすれば大抵の物には風穴を開けられるが、その反面で装備、使用する事に対するデメリットも多い。
まず一点目。
砲身を展開する必要がある為、構えて即発射とは行かないので撃つ判断は早めにする必要がある。
二点目。
消費エネルギーが非常に多いので発射直後はジェネレーター出力が大きく低下する。
その為、機動性を始め、機体のパフォーマンスが大きく下がり、撃破のリスクが高まる。
三点目。
重量。本体はそこまでではないのだが、弾体がかなり大きく重量があるので数発しか持ち込めない。
マルメルは基本的に二発か三発だけ持ち込む。
四点目。
命中精度が低いので精密射撃には向かず、当てたいのならかなり接近する必要がある。
以上、四点のデメリットを受け入れる事で使用に踏み切れる訳だが、呑めるプレイヤーはあまりいないので使っている者は少ない。
突撃銃
汎用品。 頑丈、取り回しも良い、装弾数も多い、そして安い!
お財布の味方で多くのプレイヤーが愛用している。 最初の頃は二挺持ち込んでいたが、最近は予備のマガジンを多めに持ち込んでいる。
短機関銃
汎用品。 安い! 軽い! 威力もそこそこ!
牽制だけでなく、至近距離ならとどめにも使えるが、口径が小さいので重装甲の相手にはあまり効果がない。
基本的に腰に付いているアタッチメントに左右二挺と給弾用の弾帯とセットで装備している。
当てる為ではなく弾をばら撒く用。
回転式拳銃
汎用品。 肉厚の銃身に大口径。 ちょっと高かった。
至近距離なら大抵の装甲は貫通するので主にとどめ用で普段はあまり使わない。
ぶっちゃけ、使い難いと思っているが、形が格好いいので使っている。
エネルギーブレード
汎用品。 武器がなくなった時の最後の手段なので安物。 嵩張らない。 腰に差してる。
これを使う時はもう負けがほぼ確定しているので悪あがき用。
・高校生。 ヨシナリがICpwでできた初めての友達。
アカウント作成時期はヨシナリよりも少し前なのでプレイ歴はちょっとだけ長い。
ロボット物が好きだったので、サービス開始当初から目を付けていたが、プレイに際する規約の所為で中々許可が下りなかったのでログインできるようになるのに時間がかかった。
ICpwにおいては中距離戦を得意とし、個人戦では付かず離れずで得意な距離を維持して堅実に撃破を狙う。 チーム戦では攻撃の起点として機能し、味方の援護などを行う事で戦場では常に足りない物を埋める立ち回りをしている。
反面、近、遠距離戦では安定しないので周囲からの評価はあまり高くない。
チーム戦等ではヨシナリとの相性が良く、彼の相棒として攻守に渡って支えている。
当人としては差が付けられたとやや劣等感を抱いているが、ヨシナリから見れば順調に上手くなっていると認識しており、ピンチの時はよく庇ってくれる事もあって実はかなり頼りにされている。
性格は良くも悪くも歳相応で、やや感情で突っ走る傾向にあるがヨシナリのフォローで欠点としてあまり機能していない点からも良いコンビ。
学業は中の下。
平均よりやや下といった感じでしっかり勉強をすれば相応の成績は出せるが、サボるとすぐに数字に出る。 彼の両親はその点をよく理解してるので一時、アクセス禁止を言い渡されたのはこれが理由。
彼がこのゲームにのめり込んでいる理由は新しくできた気の合う友人達と同じ時間を共有する為。
そして親友の相棒として戦っていく為にやや焦りながらも離れた背を追っている。
プレイヤーネーム:ふわわ
本名:
所属ユニオン:星座盤
個人ランク:F
機体名:ふわふわ
フレーム:ソルジャーⅡ
明るいクリーム色。 機動性重視の為、装甲は最低限で全体的にスリム。
装備
太刀、小太刀
汎用品。 彼女はあまり武器にこだわりがないので斬れればなんでもいいと思っており、実用に耐えられれば特に選り好みをしない。
これは過去に父の愛刀を破壊した時の経験から来ており、どんないい得物があってもどうせ壊れるのだから実用に耐えられるなら何でもいいといった考えが根底にあるから。
太刀は攻撃に小太刀は敵の攻撃を防ぐ盾として扱っている。
ただ、最近は技量だけを頼みとするのではなく用いるべき道具にも資金を使った方がいいのではないかと思っているのでお高い業物を買うかの検討中。
野太刀
正式名称、液体金属刀『オロチノアラマサ』
液体金属を凝固させる事で最大百メートルまで伸ばせるが、伸ばせば伸ばす程に強度が低下するので実用的な攻撃範囲は三十メートル以内。
ただ、それでもトルーパーの装甲を切断できるギリギリの強度なので扱うには別種のセンスが必要。
使用後は鞘に仕込むか柄に差し込むタイプの補充用のカートリッジで液体金属を充填する事で再使用が可能となる。
使い手をかなり選ぶ難物で、大半のプレイヤーはこれを使うぐらいなら突撃銃を使うと口を揃える欠陥品。 使用したユーザーの大半が碌に振れずに折るだけだった。 その為、五段評価で★1が大量に付いている不人気品なので常に半額で売られている。
鞘
正式名称、電磁誘導鞘『
レールガンの原理を利用しての抜刀術を用いる為の装備――なのだが、はっきり言って失敗作。
普通に使用すると刀が手からすっぽ抜けて何処へ飛んでいくか分からない。 しっかり握ってもスピードを制御できずにまともな斬撃を繰り出せないと購入したユーザーの大半は五段評価の★1を付ける欠陥品。 一応、C、Bランクといった上位プレイや―に向けての高額商品だったのだが、あまりにも低評価が多く、それにより売れなさすぎて現在ショップで75%オフの割引価格で販売されている。
それでも売れないが……。
ダガー
投擲用。 最近は使わなくなったがヨシナリに負けてから念の為にと持ち込むようになった。
射撃のセンスは絶望的だが、投擲に関しては問題なく当てられる。
グルーキャノン
グルーという特殊な接着剤を飛ばす為の装備。
分類としては
様々な形状が存在するがふわわはアームガン型を使用している。
手首の辺りに射出口が存在し、そこからグルーを噴射。 手首から肘までのサイズなので動きにも干渉しない点が気に入って使用している。 一見、地味だが、相手の頭部や装備にかけてしまえば物によって使用不能にできるので使い方次第では中々に有用な装備。
リロードも肘の部分にある穴にボール型のマテリアルの入ったカプセルを入れるだけの簡単仕様で、ケースは投げつけて割っても使えるので意外と便利。
・道場経営者。 22歳。
正確には代表は彼女の父なのだが、金銭の勘定が碌にできないので代わりに事務関係の諸々を一手に引き受けている。 恢道流という武器や格闘技全般と幅広い分野で通用する総合的な武術を教えますというキャッチコピーで門下生を集めているが、元々は旧日本時代に存在した暗殺者の家計。
今ではそういった事柄には関わっていないので昔はそうでしたと言った程度の話ではあるが、技術自体の継承は限定的ながら為されている様で道場を開き、門を叩いた者達に戦う術を教える事で糧を得ているので結果的に子孫の生活を支える芸となった。
現代に他者の殺害まで視野に入った武術の域を超えた流派に需要はあるのかといった疑問があるが、実はあったりする。
昨今のVRゲームは非常にリアルでタイトルによってはほぼ現実に近い技量を要求されるのだ。
たかがゲームと考える者もいるが、統一国家アメイジアに置いてゲームはエンターテインメントの一つで賞金付きの大会が多く。 それで生計を立てるプロゲーマーという肩書が存在する。
そういった者達にとって日常では得られない技能を習得するにはこの道場は非常に有用だった。
誰も彼もが才能があった訳ではないが、一部の門下生はプロゲーマーとして大成した事もあって、定期的に門を叩く者が現れるのだ。
純玲の仕事は雑用と経理全般で、基本的には道場に必要な雑用を行っているので教えるような事はしない。 正確には出来ない。
彼女は非常に稀有な才能を持ってはいたがセンスが先行しているのか、他人に自分の理解している事を伝えるのがあまり上手くない上、加減を知らない事もあって表には出ないのだ。
過去に言い寄って来た門下生に「自分に勝てたら付き合ってもいい」と条件を出し、合意の上で勝負した結果、うっかり半殺しにしてしまって以来、父親から道場への出入りを制限されてしまった。
それにより表面上はなんの問題もなかったが、純玲は本人の意識していない部分で飢えており、にこやかな笑顔の裏には他者との死合いを望む欲望が常に渦を巻いていたのだ。
取り返しのつかない怪我をするかもしれない。 下手をすれば死ぬかもしれない。
純玲はそんなヒリつくようなスリルが大好きだった。
だが、この社会でそんな真似をすれば隔離されるのが目に見えている。
その為、彼女は死合いの場を仮想の世界へと求めた。 いくつかの戦闘が売りのゲームに手を出しては見たが、どうにもしっくりこない。 やはりダメかと諦めかけていた時だった。
ICpwの事を知ったのは。 ロボットゲームとの事だったのであまり意識はしていなかったのだが、リアルさを売りにしているとの事だったので手を出したのだった。
それにより彼女は欲望の解放先を得る事となった。
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