第33話 相談

あんな話を聞いてしまって、どうするか?


相談したほうがいいな。優奈に…


俺って相談する相手、いつも優奈なんだな。


頼む!!居てくれ。



※※※※※期待込めてログイン!!※※※※※



いたー!!優奈!!!!!


※【優奈ーー!!会いたかったーーーーー】※


※【正人、電話してくればいいのに…】※


※【チャットじゃないとさ、うまく伝えられなくて、なんか照れるっていうか】※


※【ふーん、あんな可愛いお姉さんいるのに、私なんかで照れるんだ】※


※【姉だし、見慣れてるし、優奈と話す方が照れるって!!】※


※【じゃ、少しはお姉さんでも照れるってことじゃん!】※


つっかかるな…今日の優奈って。


※【そう言えばさ、前にここで優奈がログインしてない時に会った娘にこれ、もらって…あとコードを】※


※【ペンダント?それって、えーー!?マジ、正人だったの?コードってお店で使えるのだよね?マジかーーー正人だったのか】※


※【何か知ってるな。誰?】※


※【それ、私の友達。この前言ってたもん。初めてログインして、なんかプレゼント🎁したって、はしゃいでいたもん。正人かーーー】※


※【そうだったの?コードは?】※


※【私達に使ってという意味だと思う。私が正人のこと話して、そうしたらね、なんか協力するとか言って、あっ、あのね、付き合うとかじゃ無くて、その、何と言うか、もー、駄目だ!!説明出来ないや。とりあえずそのコード使って会おう】※


※【優奈はいいの?】※


※【いいよ。私も会いたいし、その…で、何処にする?待ち合わせ】※


※【あのホテル🏨がいいじゃない?】※


※【………スケベ………】※


※【違うって!!お互いにその場所知ってるからさ。飛躍するなって】※


※【そんな全力で否定しなくても、それはそれで傷つくってば!】※


※【そうか…じゃ、ホテル🏨のロビーで】※


※【うん。週末?】※


※【そうだね、10時くらいでいい?】※


※【………そんな夜に?スケベ!!………】※


※【午前だよ!毎回同じフリするな!】※


※【メンゴメンゴ!!じゃ今週末ねー】※



※※※※※※※ログアウト※※※※※※※



 普段あまり聞かない言葉(スケベ、メンゴ)を優奈から何回も。


俺より若いんだよな?あいつ…疑ってしまう。


 その友達ってのが、優奈と使わせるためのコード?ってことは?優奈は俺のことを好きなのか?


いやいや、プラス思考になるのはやめよう。


 後が辛いからな。モテない人生を送って来た俺は考え方が屈折してると思うが、傷つきたくない。


 優奈、会えるの楽しみだ。今度こそゆっくりと話そう。いろいろ知りたいな、優奈のこと。










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る