人物設定#1

平民出は名字は割愛


キャラハン家 家紋:両翼を広げた鳥

↪︎イヴァン・キャラハン

元はサラマンド子爵家の下級官吏で街道警備の仕事を勤めていたが王都での戦乱や当代のサラマンド子爵があまりにもボンクラだったことに気がつくと同僚と共に廃城だったフルデリ城に居座って決起。元々、部下達から慕われていたこともあってみるみるうちに勢力を拡大した。貴族に対して尋常ならざる憧れを抱いており、何かにつけて貴族式の儀式をしたがる。今の妻を選んだ理由も貴族家の侍女だったと聞いてピンと来たため。


息子の成長スピードに困惑しており、まだ40代にも関わらず隠居も近いかななどと考えている


↪︎ルイ・キャラハン

この物語の主人公にして、キャラハン家の嫡男。前世はサラリーマンだったようだが記憶は曖昧、史学専攻だった事から幾分かの前世の戦史の知識のほかはネットミームくらいしか覚えていない。


今世の目標は貴族になる事。まさにあの親にしてこの子ありというやつである。

父であるイヴァンから血生臭い戦いや死体を見せられていたことが起因して戦争に対しての忌避感は薄れている。


1,セシル

ルイの近習で幼馴染。主従を超えた気兼ねのないやり取りをするが忠誠心は家臣団の中でも他の追随を許さない。能力はいわゆるオールラウンダーでなんでもこなす器用さを持つ反面、突出した能力を持つ者には敵わない。ルイを支える縁の下の力持ちであり、身の回りの細々とした事から戦地での近衛的な仕事もこなす。


2,ハンター・ノーラン

元山賊でルイの成人の儀式の際にイヴァンから3年間ルイの部下となる代わりに恩赦を与えられた。セシルと同様に人並みに仕事はこなすがサボり癖や報連相の欠落が多い。謀略や前線指揮を得意としており、自身の利益と行動が直結することしか基本的はしない。現在はルイの立身出世についていけば裕福な生活ができると考えており、ルイを盛り立てる動きをしているが生来の性格は野心家。


3,スコット・シールズ

ルカント城の城主に代々仕えるシールズ家の8代目当主。絵に描いたような老騎士で自慢の白いヒゲに銀色の甲冑を纏って戦場では年を感じさせない俊敏な動きと重みの乗った槍術で敵を貫く。下剋上の機運に乗じたキースを支えて、シールズ家を盛り立てようとしたがあっさりとキースが城を奪われたことに落胆し隠居を決め込もうとしていたところをルイに召し抱えられた。ルイの家臣団の中で最も武勇が優れており軍事面と治安維持を一任されている


4,ヘンリー

元はうだつの上がらぬ露天商の息子で周囲の大人から面倒ごとを押し付けられることが多い。ルイに召し抱えられた際も本来は隣家の豪商が出席するはずだった集会に替え玉として出席させられていただけだった。主に商工業者との取次を担っており、金の出納の意見を求められることも多く重宝されている。


5,カリン

イヴァンの秘書官兼愛人。出自があまり良くないイヴァンの代わりに文書や内政の管理を一手に引き受けており、ルイが内政に関わる前まではほとんど彼女のお陰でキャラハン家が回っていたと言っても過言ではない。しかしながら当の本人の出自は不明で勢いで決起したイヴァンの元に仕官してきた所を顔採用した。

イヴァンからすれば美人で有能な秘書という棚ぼた的な幸運の末に巡り合った家臣である。


6,ブレッド・シールズ

シールズ家の嫡男にして、スコットの唯一の子供。母はブレッドを産んだ際に亡くなった為、スコットと彼が後に娶った後妻の手によって育てられた。性格は野心家で豪胆。戦場では斬馬刀を馬の両脇に一本ずつ括り付けて手には父譲りの槍を持って戦う。兵士の指揮には卓越した才覚を感じるがそれ以外の部分については考えが足らない場面が多々あり力技で解決しようとする事から内政にはあまり関わらせてもらえていない。



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#1ではキャラハン家の人物を紹介しました。近日中に#2を投稿予定です。

本日は祝日という事で夕方には最新話も公開予定です。

(追伸)王国地図とサラマンド子爵領の詳細図を近況ノートに投稿したので地理関係があやふやになった際にご確認くださいますと幸いです。

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