フェイジョンとフェイジョアーダの違い
以前、ジルベルト・フレイレの「大邸宅と奴隷小屋」という本を読んでからブラジルの奴隷制に興味を持った。黒人奴隷といえばアメリカだが、西アフリカから連れてこられた黒人奴隷のうち実に40%がブラジルに行ったそうで、こちらの方がずっと多い。
さて、フェイジョアーダ(feijoada)といえば黒インゲン豆を使ったブラジルの国民的料理だが、その起源はその昔奴隷たちが主人が食べない豚の足や内臓を煮込んで作ったなどという言説があったそうな(ちなみに本当はポルトガル料理起源なのでウソらしい)。
そしてこのフェイジョアーダはフェイジョン(feijão 「豆」の意味)、つまり豆を使った料理だ。
浜松市内のスーパーではブラジル食材を取り扱っているところも多いのだが、「フェイジョン」の缶詰と「フェイジョアーダ」の缶詰が並んで売っていて、どっちがどっちだか分かっていなかった。
要するにフェイジョン(豆)の方はもっと日常的に使う食材ないし料理で、日本でいう味噌汁的な位置付けらしい。へぇ〜。
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