Fusion Cuisine

クサい食べものをひたすらリストアップ

　以前、中国の「臭豆腐乳」やベトナムのシュリンプペースト「マムトム」を紹介＋実際に食べたが、世界には鼻をつまんでも耐えられないレベルのクサぁ〜い食品がまだまだ山ほどある。

　今日はこれから挑戦してみたいものをリストアップする。

・サルミアッキ

　言わずと知れたフィンランドの世界一マズい飴サルミアッキ。使用されている塩化アンモニウムにより独特のアンモニア臭があると聞いて以前から気になっていたが、アマゾンで３００円で売っていて思わずポチってしまったので１２月にはウチに届く予定。

　実はリコリスを使った飴自体は北欧の国々では結構メジャーらしく、ノルウェーでも「Salt Lakris 塩飴」というのが売られているようである。こちらは別に臭くない。

・ドリアン

　以前、ベトナムからの留学生にドリアンケーキをもらったことがあるのだが、まるで腐ったタマネギのような生ゴミにも似た匂いがしたことをよく覚えている（味はおいしかった）。このあいだ行ったベトナムスーパーで冷凍ドリアンが６５０円ほどで売られているのを見つけ、買うかで迷い中。

　この匂いの原因となるのは揮発性硫黄化合物（ＶＳＣ）で、この匂いに惹きつけられ、それを食す野生動物の助けを借りて種をばら撒くという生存戦略の結果とのこと。

・トド

　北海道で漁獲被害が出ているためにたまに駆除されるトドの肉を使った大和煮の缶詰が売られているそうだが、このお肉そのまま食べるとハンパなく臭いらしい。野食ハンターとして知られる茸本朗氏ですら食えないというレベル（「魚臭さ＋獣臭さの野性味溢れる味」）。

　私はそこまでの勇気はないので缶詰の方を買ってみようかと思っている（９００円ぐらい）。

・エポワス

　フランス産のウォッシュタイプチーズである「エポワス」はブルゴーニュワインで表面の皮を洗って熟成させることにより、とんでもなく強烈な臭気を放つ。

　欅坂46の大園玲さんは臭いものが大好きらしく、テレビの企画でこのチーズを普通にムシャムシャ食べてMCのお笑い芸人や周囲のメンバーをドン引きさせていた（ハライチの澤部佑氏曰く、「干しエビ＋アンモニア臭」）。

・カラ・ナマック（ヒマラヤ岩塩）

　YoutuberのHikakinさんが小さな岩塩をまるごと口に含んで硫黄の匂いがヤバい！　と言っているネタ動画を見つけてしまったのだが、このカラ・ナマックは特に臭いことで有名らしい（私のイメージとして岩塩はピンクだと思っていたのだが、白や黒など色々な色があるようで、動画内ではピンク・白・黒だった）。

　余談だが、温泉の匂いは硫黄の匂いではなく水素との化合物である硫化水素の匂いで、硫黄自体は無臭だそうだ。

・長熟納豆

　筆者は普段、納豆をほぼ毎日食べているのでもはや臭いとは思わなくなってしまった。

　しかし、らくだ坂納豆工房が作っている通常の1.5倍の時間をかけて発酵させたこの納豆は通常よりも納豆臭が強く、アンモニアくさい感じらしい。ぜひ食べてみたい。

〜もう食べたことがあるもの〜

・パクチー

　高校の時、修学旅行で台湾に行ったのだが初めて食べたこのパクチーの匂いがあまりにも強烈すぎて腐っているのかと疑ったレベルだった。しかしその後何度も嗅ぐ内に逆に癖になり（？）、今ではむしろパクチー大好きでサラダでもフォーでもパクチーマシマシで食べている。

　パクチーの匂いの元となるのはやはり脂肪族アルデヒドのドデセナールという芳香物質らしい。日本人は遺伝的に半数程度がこの匂いが苦手に感じるなんていう研究もある。

・羊肉

　よく臭いという話を聞くのだが筆者は全くそれを感じないどころか普通に美味しく感じてしまい（？）、大学生の頃は近所にインドカレー屋があったこともあってしょっちゅうマトンカレーを食べていた。

　そういえば、最近市内のとあるスーパーでヤギのチーズを見かけたのだが、こちらも独特な味（？）のようで買おうか迷っている。