　私の出身の静岡県浜松市でも北の方はしいたけで有名だが、大分県や宮崎県など九州の多くの地域でもしいたけ栽培が盛んらしい。

　そんな我らがライバルが作り出した「しいたけソフトクリーム」（といっても、本当にしいたけそのものが入っている訳ではなく、すりつぶしてパウダー状にするなどしてあるので見た目にはもはやしいたけが入っているようには見えない）。

　本当においしいのか！？　とツッコミを入れる方もいらっしゃるかもしれないが、実はこれ、化学的な根拠に裏打ちされた組み合わせなのだ。

　しいたけには旨味成分のグアニル酸というのが入っているが、これが乳製品に入っているグルタミン酸と掛け合わせられると何倍にも美味しく感じるらしい。まぁ実際しいたけにチーズをかけて焼いて食べてもおいしいので、似たようなものか。

　そういえば以前NHKの「ためしてガッテン！」で、韓国の伝統的漬物であるキムチがおいしいのは、原材料の一つであるアミの塩辛にグルタミン酸が入っているからであると聞いたが、是非しいたけも入れてみたらどうだろうか（？）。

　実際、しいたけパウダーは海外の富裕層にも旨味調味料としてバカ売れしているらしい。

　侮るなかれ、しいたけ。

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