第2話 素の記憶と色つきの記憶

<タイム・ダイブできるのは素の記憶だけ>

「死ぬか生きるかの境目」とか「ものごとの本質に行き当たった」時の「素(モノクローム)」の記憶だけが時間と空間を持っている。「色のついた記憶」とは思い出す者の肉体と共に消えていく。

  「目に鮮やかな記憶と、心に焼き付けられた記憶」の違いです。

色つきの記憶とは、単に面白おかしい・楽しい愉快・というだけの思い出であり、カラー写真を見て記憶が甦るだけでしかないが、話ができる思い出とはモノクロームだと、私は思っています。

では「思い出はモノクローム、色をつけてくれ」とは、どういう意味なのか。

それは在来種純粋日本人であるあなたが、還暦を前にした50になればわかることであり、その為に、それまでそういう生き方をされた方がよい、ということ(私の考え)なのです(この歌を作られた人とは違うが最終的には同じ)。

2024年9月22日

V.1.1

平栗雅人

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