顔
@marude1123
顔
イタイ! ボクはケガをした。 骨折だ、腕を骨折した、これでは自分を慰めることができない! だから今は自宅に!田舎の自宅に引きこもっている…
ケガをしての田舎の生活は大変だ!なんと、誰も助けてくれない! ボクには家族がいない!友達もいないから〜 ボクは孤独だ! 孤独なボクは大ケガをして、田舎の!周りは畑や田んぼの自宅にこもっている! 窓の外には大自然…
ボクの孤独は自業自得か! ケガをしてからの日々の生活が憂鬱だ……気を紛らわせるために部屋の中を ウロウロと歩き回る、「イテテ!」そうしていたらケガをしている腕に響く、そして涙がウルッと出てきた。 「ちくしょう」
何故?誰も助けてくれない!家族も友達もいない…嫌われ者だからか? 人がこんなに苦しんでいるのにどうしてみんな助けてくれない? なんて冷たいんだ! 家族じゃなくても!友達じゃなくても!助けるべきだろうが!
きっと奴らはボクをみて、自業自得だと!自己責任だと!そのざまは自分で選んだと!笑っているに違いない! たまらなくなって 窓から外へ叫ぼうと窓に近づく…ズキーと腕に痛み!窓の前でうずくまる…しばらくしたら、腕の痛みも!心の苛立ちもゆっくり治まる
「ハァ」虚しい…窓から見える外の風景を眺める…何も考えないで、じぃ~と「……!?」なんだアレは! この部屋に住み始めてずいぶん経つが!なんだアレ? あんなモノがあるなんて気が付かなかった! よく見えないが!顔に見える! まぁ、岩だろう! 部屋から、距離は近いが道は険しい!ケガをしているので 何なのか!確認には行けない!
岩だろう!は笑ってこっちを見ている!様に見える!
「ボクは〜ボクだよ〜」と心の中で自己紹介した。 ボクは独りじゃなくなった!
買い物したら、買ってきたものを岩だろうと見つめ合いながら 食べた 「美味しいよ!」
岩だろう!はボクの心の支えになっている!心の支えを得たボクの身体はどんどん良くなっていった! そうしてボクのケガは完治した。
ケガが治って真っ先に考えたのは!岩だろう!の近くへ行くことだ! 岩だろう!への道は近いが険しい! そんな道だが!一苦労して、岩だろう!まであと一歩! もうすぐで 岩だろう!の所へ… 「!?」コレは… 岩だろう!があるハズであろう場所には! 死体!?がぁー
「ひぇ~」ひゅ〜ん!ポテチン!とキケンなバカボンから落ちた、そして気を失った。 目が覚めるとそこには…岩だろう!がいた! ボクはきっと誰かの岩だろう!になるんだ!
顔 @marude1123
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます