こんな時にプロポーズ??
天川裕司
こんな時にプロポーズ??
タイトル:こんな時にプロポーズ??
俺は最近付き合い始めた。
彼女の名前はリコ。
何か彼女は不思議な感じで、
それまで付き合ってきた誰とも違う。
昔から一緒に居た人?
そんな感覚をうっすら投げてきたのだ。
でも、タイミングが悪いところが時々あった。
「こんなところでそれ言うか?」
みたいな感じの展開が何度かあり、
ちょっとコミュニケーションにハードルでもあるのかな?
なんて思ったのも事実。
喜怒哀楽の焦点はしっかり合うのだが、
行動が合わないことが結構あった。
そしてそれなりに時間が経ち、
俺は彼女にプロポーズすることにした。
でもなかなか勇気が要るものだ。
レストランでご飯を食べて、遊園地へ行き、
また帰りにディナーの時間を2人で過ごし、
夜になってしまった。
「これでもし断られたらどうしよう…」
これだけ付き合ってきても、
やっぱりこの段階になると
自信がグラついてしまう。
でも彼女はずっとその言葉を待ってたようだ。
そして心を決めていよいよプロポーズしようとした時
「危なあい!!」
ガシャアアアアン!!
ひとけの無い夜道で、いきなり振り向いて
プロポーズしたのが悪かったのか。
シーンとしていたはずの工事現場の上の方から
鉄柱のようなものが落ちてきて、俺に直撃。
「うう…」
俺は血まみれになって地面に倒れた。
でもそのとき彼女は、
リコ「ねぇ!ちゃんと言ってよ!今プロポーズしようとしてくれたんでしょ!?ねぇ言って!私その言葉待ってたんだから!」
その気持ちは嬉しいけど、
「うう…今それ言うか…」
意識が朦朧としながら当たり前にそう思った。
でも彼女は、
リコ「ううん、タイミングずれてないよ!今だから言ってよ!」
いつもタイミングずれてた事に気づいたのか…
とか思ったが、俺は言う通りにしてやった。
「リコ…俺と…結婚してくれ…」
そこで俺の意識は飛んだ。
(この世を離れた先で)
リコ「ウフフ、私たちこれからずっと一緒よ」
「ああ、ずっと一緒だな」
その後、俺たちはずっと一緒に居たのだ。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=1Jo1K4HkEiw
こんな時にプロポーズ?? 天川裕司 @tenkawayuji
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