間違い電話
天川裕司
間違い電話
タイトル:間違い電話
「よっし、新しい携帯電話♫大事にしよう」
私はこの日、新しい携帯電話を手に入れた。
友達が部屋にやってきて、
新しいスマホを羨ましがっている。
友達「イイなぁ、私も欲しいなぁ」
「へっへへ〜♪お金貯めてたからね〜」
しばらく談笑していた時、別の友達から電話が鳴った。
「もしもし〜?」
しばらくぶりの友達。
その友達ともいろいろ話し、
また別の友達に電話をかけることに。
「うんわかった〜、じゃあ言っとくよ♪じゃあねー」
伝言を伝えるため、また電話する。でも…
「あ、しまった!電話番号聞くの忘れた!」
なんとも間抜けな話。
その別の友達は最近スマホを変えたばかりで、
電話番号まで変えていたのだ。
「ねぇ百合子、サッチンの電話番号を知らない?」
友達「あ、知ってるよ。ちょっと待ってね」
良かったと思いながら
教えられた電話番号に電話をかける。
男「はい、もしもし?」
「えっ!?あ、すいません!間違えました!」
サッチンが出るかと思いきや、
いきなり男が出てきてびっくりした。
「ちょっと違うじゃないのぉ!」
友達「え??あ、ごめんごめん!でもこの番号だと思うんだけど…」
確かに前のサッチンの電話番号とは違う。
買い換えたその携帯の番号だと思っていたのに。
「サッチンの番号、わからないね…」
ともう1度さっき電話をかけてきた友達に電話して、
サッチンの電話番号を確認。
「え?そうなの??」
今教えてくれた番号だった。
「…どゆこと?」
そしてまた電話をかけると、
男「もしもし?」
「あ、ごめんなさい!」
やっぱりさっきの男が出てくる。
友達「え??違うの?」
「うん……」
でも妙な気がした。
出てくる男の声に聞き覚えがある。
元カレ?
友達「そ、そうなの??」
そしてまた別の友達にサッチンの
番号を聞こうと電話してみたところ…
「ありがとね(やっぱさっきの番号じゃん…)」
誰に聞いても今かけて間違い電話だった
その番号と同じ番号を言ってくる。
念のため、もう1度確認しようと
別の友達に電話したところ…
「え???あ、すいません!」
すぐ電話を切った。
出たのはさっきの元カレ…?
「……何なのよこれ」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=mZfk7JS_-ho
間違い電話 天川裕司 @tenkawayuji
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます