第5話 素

『あぁっと忘れてました!

そういえばダンジョンはしばらくはわたしたちで抑えられるんで気にしなくていいですよ!

それよりもとりあえず今の時点では地球に特に何も問題はないので安心して戻ってもらって構いませんよ

いや、それよりも全員強制的に戻した方が早いですかねまたここに来たかったらメニューをちゃんとみてたらわかるはずなんで問題はないでしょう。

一緒に帰りたかったら触れてたら戻れるんで!

では、また〜!

ちなみにこっちが素です!堅苦しいのって嫌いなんですよね』


「とりあえずお前らと一緒にいた方がいいと思うから空も手を繋いでおこうぜ。」

「そうだね、空くんも一人暮らしなら私たちと一緒に暮らせばいいと思うし。」


そのまま有無を言わせず右手は深月さんに左手は茜さんに掴まれてまた転移の時の不思議な浮遊感に包まれた。


それから世界は大騒動だった。

世界中のすべての人がステータス画面を見れるようになり、さまざまな面でステータスを参照にして就職が決まりやすくようになったようだ。

さらに複数人で暮らすシェアハウスなどが多くなったり学校の登下校がすべて集団で行うことが決定したようだ。

しかし、もしダンジョンができたらすべての学校は臨時休校にするということが決まった。

そして一番大きかった変化がダンジョンサイトというものだ。

いつの間にかできていたサイトでサーバーが存在していないのになぜか存在しているサイトでダンジョンができたら場所が掲示されると書いてあった。

しかし、今のところダンジョンはできていないためこれが本当か嘘か分からなかった。

その間ぼくと大空姉弟がどうなったかというとあの後


「うん、空くんも一緒に住もう!」

「そうだな、空も一緒にいた方がこのご時世だし安全になると思うし、どうだ?」

「迷惑をかけると思いますし、大丈夫ですよ。」

「でももしこれでこの後空くんに何かあったらこっちが罪悪感を感じちゃうし…」

「も一世話になるとしてもご両親にはなんて説明するつもりなんですか?」

「それなら大丈夫だよ。大学入学を機に二人だけで過ごして家事能力を上げてきなさいって言われて私たちだけで生活する予定だったから。」

「でもお金とかいろいろかかると思うんでお世話にはなれないです。」

「そんなの関係ないよ、二人分と3人分だと大した差なんてないし。」

「空、すまないが諦めて一緒に暮らさないか?こうなった愚姉だと基本諦めないから。」

「何よその言い方!」

「前こんな感じになった時は、3時間話しても理解してくれなかったから妥協するしかないんだ。」

「無視するの?」

「………確かに3時間以上話すのは疲れますし諦めるしかないですかね。」

「無視してるんですか?」

「そうしてくれると助かる」

「無視って良くないと思うんだけどなぁ」

「最低限家賃と食費と光熱費の3分の1くらいは払わせてもらいますからね茜さん。受け入れてもらわなかったら一緒に暮らしたりは絶対にしませんからね」

「……やっと会話に入れる。しょうがないからそれくらいは妥協してあげるけどどれだけ払うのが遅れても気にしないからね。払えそうな時に払うでいいからね。」


とこのように押し切られてしまい共に暮らすことになった。

それから一週間後、無事に大空姉弟との生活に慣れてきた時にふと疑問になっていたことを聞いてみた。


「そういえば職業って何か知ってます?」

「空、何回も言ってるが敬語を使わなくてもいいんだぞ」

「元々敬語で話すことが多かったんで癖みたいなものです。」

「敬語で話されるとこっちも少し話しにくいんだが、それで職業についてなんだが確かに気になってネットとかで調べてみたんだが誰も何かする音ができなかったらしくてな、何にも分かってないんだ。」

「そうみたいだね、国とかもいろいろ調べてるみたいだけどこのメニューすらなんなのか分からないみたい。」

「そういえばダンジョンサイトでダンジョンができる場所とできる時間がで得たの知ってます?」

「それ本当か?」

「はい。一緒に見ますか。」

「「見る。」」


…………………………………………………………………………………………………………


ダンジョンサイト



場所

ロンドン(イギリス)        世界共通時刻4月1日 12:00


シカゴ(アメリカ)         世界共通時刻4月3日 12:00

ボストン(アメリカ)        世界共通時刻4月4日 12:00

ニューヨーク(アメリカ)      世界共通時刻4月1日 12:00

ロサンゼルス(アメリカ)      世界共通時刻4月2日 12:00


サンフランシスコ(アメリカ)    世界共通時刻4月4日 12:00


東京(日本)            世界共通時刻4月1日 12:00

大阪(日本)            世界共通時刻4月3日 12:00


パリ(フランス)          世界共通時刻4月1日 12:00


シンガポール            世界共通時刻4月2日 12:00


ソウル(韓国)           世界共通時刻4月2日 12:00


アムステルダム(オランダ)      世界共通時刻4月2日 12:00

ドバイ               世界共通時刻4月3日 12:00


ベルリン(ドイツ)         世界共通時刻4月1日 12:00

フランクフルト(ドイツ)      世界共通時刻4月4日 12:00


マドリード(スペイン)       世界共通時刻4月3日 12:00


上海(中国)            世界共通時刻4月2日 12:00

北京(中国)            世界共通時刻4月1日 12:00


コペンハーゲン(デンマーク)     世界共通時刻4月4日 12:00


メルボルン(オーストラリア)     世界共通時刻4月4日 12:00

シドニー(オーストラリア)      世界共通時刻4月2日 12:00


ストックホルム(スウェーデン)   世界共通時刻4月4日 12:00


ウィーン(オーストリア)       世界共通時刻4月3日 12:00


香港                世界共通時刻4月2日 12:00


バルセロナ(スペイン)       世界共通時刻4月3日 12:00


ジュネーブ(スイス)        世界共通時刻4月2日 12:00

チューリッヒ(スイス)       世界共通時刻4月4日 12:00


ダブリン(アイルランド)      世界共通時刻4月4日 12:00


トロント(カナダ)         世界共通時刻4月1日 12:00

バンクーバー(カナダ)       世界共通時刻4月4日 12:00


ブリュッセル(ベルギー)      世界共通時刻4月3日 12:00


ヘルシンキ(フィンランド)     世界共通時刻4月4日 12:00


台北(台湾)            世界共通時刻4月2日 12:00


ミラノ(イタリア)         世界共通時刻4月2日 12:00


イスタンブール(トルコ)      世界共通時刻4月3日 12:00


モスクワ(ロシア)         世界共通時刻4月1日 12:00


72個あるダンジョンのうち36個まではこちらの場所時間に開くことができます。

残りのダンジョンは未だ安定しきっていないためいつ出てくるのか分からないので気をつけてください



………………….……………………………………………………………………………………


「後一週間くらいの時間はあるな。どうする?」

「可能な限り準備して見に行ってみたいです。」

「私も見に行ってみたい!」

「そうだな…そうするか。」

「そういえばなんでこの36箇所なんだろうね?」

「大都市だからとかじゃないですか?」

「あぁ、確かにどこも大都市だね。」


満場一致で見に行ってみることが決まった。

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