第15話一般葬と密葬
母の密葬は、誰にも伝えて無いのに何で分かった?
と聞くと「純米醸造酒を一緒に飲もうとお前の家に行ったら留守で、ここ2、3日の行動パターンを詠んだら此処やと思った。」
と、ニコリともせず、四角い顔で精一杯、厳かにしようとしていたのを僕は分かっていた。
そうか分かったと言おうとした時、耳元で「オマエのお袋さんを囲んで酒を飲みながら昔の話をしたい。」
と小声で伝えて、両親を早くに亡くした鯨先は、どなたの親でも大切に思う鯨先がいうのでお参り用のパイプ椅子を盾に7段、横に3列が、一つの山でパイプ椅子が21席あるのに「密葬やろう?」
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