第10話思わぬ訪問
東灘区寄りの灘区の呉服屋に就職した経緯もスケベな親父と知り合った経緯と、動機は不明だし、その運命を受け入れた母の心の移ろいも理解し難い。
その親父も24年前に他界し、今マサに母も親父に倣いヘブンへ行こうとしていた。
享年91心不全。
8月8日母の通夜の晩・・・、級友の鯨先(くじらさき)政雄(まさお)が、純米醸造酒を持って来た。
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