第7話希望を持つ事

「何を出来ない事を言っているかな?」


問題外やと吐き捨てて僕を見詰めた。


 それからじっと鯨先の手を観ていた。


しかし、眼がトロンとして今にも眠りこけそうだったのに言葉はしっかりしていて、素面のそれと変わらない程度だったから僕は、鯨先が酔っ払っている事を完全に抜けていた。

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