第2話野球小僧

 母の死を目の当たりにして、幼い頃を思い出す。


 子供の頃は、炎天下でも原っぱを駆け抜けていた。


 野球が好きで、どんなに炎天下でも「日射病になるよ?」と、母に言われても溌剌と、乾いたダイヤモンドを走り回っていた。

 宙を翔ぶツチバッタとともにライナーを飛ばす。野球小僧

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