第42話
「─…ごめんっ、柚ちゃんっ!髪…切らないからっ!もう会わないなんて…言わないでっ」
すぐに私を追いかけてキッチンまで来てくれた凛くん。あぁ…良かった。これで凛くんを取られなくてすむ。
『……ワガママばっかり、ごめんね』
罪悪感が無い訳では無い。変わりたいという凛くんの気持ちを無視するのがいけないことだって、本当は分かってる。
それでもっ、嫌なものはイヤだ。凛くんは今のままで十分すぎるほど魅力的な人なんだ。それが…誰かに知られてしまったらっ、、
私はまたっ…捨てられてしまう
【愛が重すぎてしんどい】
【一緒に居ると疲れる】
元カレ、颯二に言われた言葉は今も私を苦しめ続けている。同じことを繰り返したくないと思っているのに…私の愛はまた、凛くんを縛り付けて、苦しめているのかもしれない
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