ファン

天川裕司

ファン

タイトル:ファン


俺はそれなりに有名な芸能人。

まぁ今じゃネットでも有名になれば

それなりのファンがつく。

芸能界と言うのを土台にして居ればなおさらのこと。


確かにファンが居てくれるのは嬉しいけど

熱狂的になると少し危険にもなる。


(自宅で電話)


友達「最近、大丈夫かお前?」

「ああ、ありがとう。大丈夫だよ」


実は最近、俺にストーカーがつくようになり

それがどうも前々から俺のファンで居てくれた

熱狂的な誰かの1人だと言うのだ。


警察にもとりあえず協力してもらい

犯人の割り出しを急いでもらった。

でもそいつは逃げ足が長けており、

何をどうしてもその輪郭しかつかめない。

その輪郭が「俺のファン」だと言うこと。


「ありがとな。何かあったらすぐ連絡するから」

友達「ああ。気を付けろよ。前にアイツが襲われたとき、そいつ刃物持ってたって言うからな」


俺たちの身近な有名人が既に襲われていた。

おそらく犯人は同一人物じゃないか?

警察もそう見ていた。


「…ああ、知ってるよ。確かピンクの柄のナイフだろ」

友達「ああ。そのピンクがもう赤色に変わってんじゃねぇかって、俺らの周りでも言ったりしてるよ」


「……すまん、そろそろ休むから」

友達「ああ、悪かったな。こんな時に、あんまりこんな話したくないよな」


そして電話を切った。


(ピンクの柄のナイフを片手に取って)


「…………これかぁ」

巷を騒がしやがってこのナイフ。


(クローゼットを開けると両手足を縛られた女が居る。その女を見ながら微笑む主人公)


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=hrQhfxnUhMc

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ファン 天川裕司 @tenkawayuji

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ