第5話 「入学検査での一コマ 1」

ラノベの世界(ナーロッパ)を甘く見ていた。まさか、文系の私も一応適性検査をするなんて、


ということで近くにいるユリアンちゃんに抱き着いた。


「もう…セイラ様ったら、どうしたんですか」


「ちょっと癒されたくって」


「セイラ様ったら…しかたないですね」(まるでお"ピー!"の天〇様のように微笑んで甘えさせてくれるのはうれし)


一方で周りからは


「無能者だからな」

「平民くらいしか友達がいないのだろう」


とかいう悪口が聞こえてきたんだけど、そんなのは無視して、ユリアンちゃんに癒されることにした。うーん。幸せ♡(完全に変態かも)


王太子殿下の入学制代表の言葉などがあり、無事に入学式は終了。


翌日、適性検査を行われることになった。

内容は教会で行われるなお同じやつだ。


しかし、驚いた。あのプーチンチンの魔力は30あるとは、と思っていると、王太子殿下の魔力は60と魔導師団長を超えていた。そういえば、ユリアンちゃんも魔力40と凄いすね。これまで平民のくせにと馬鹿にしていた貴族たちの目の色が変わった。特に男子達


「セイラ・アシュラ」


「は…はい」


私の番だ、いやだな~…7歳の時、魔力5だったので、多分、増えていても7くらいと思って、魔道具に手をかざすとまばゆく光り輝いた瞬間



ちゅどん!!!



表示部分が爆発してなくなったのだった。


このことで一時騒然となたんだけど、直ぐに代わりの魔道具を持ってきて、再検査をすると属性光 魔力10と表示された。こうして、爆発は前のカイン殿下とユリアンの能力が高かったせいで壊れかけていたからだという結論に至ったらしい。


そして、私はというと…魔力量はあるけど、しょせん光属性だし、加護なしだからと冷ややかな目で見られていた。

せめて生暖かい目で見守ってほしかったので、えいっ!!とユリアンちゃんに甘えるのだった。


「もう…セイラ様ったら…」


しかし、この時、王太子殿下が私を見ていたような気がしたんだけど、気のせいよね。


こうして、私のバラ色?ユリ色?ドドメ色の学園生活が始まるのだった。












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