第2話
さて、始まりのダンジョンまでやってきましたよっと。
現実の時間では５分ほど掛かるけど、私は一瞬で着いた感じなんだよね。
相変わらず外の私はグデングデンになっててさ、ほぼほぼ全裸に近い半裸で寝てるわー。
夢だと思ってても自分のあんな姿を見てるとマジで恥ずい。
始まりのダンジョンではスライムにブラックドックって降魔が出てきたけど出てくる意味あんの？って位には弱いって感じ。
全て後衛の賢者フロスト爺さんが瞬殺するしね。
私も他のキャラクターも普通に喋って意思疎通が出来るから、攻撃する前にフロスト爺ちゃんが倒しちゃうから他のＮＦＴキャラクターが泣いてたよ。
それで始まりのダンジョンのボスってなんと！ゴブリン１体なんよねー。
それも賢者フロストお爺さんが瞬殺して、初回討伐記念の１１連ガチャチケットとゴブリン素材を幾つか貰って経験値をもらって自分を少ーしだけ強化したよ。
このゲームって自分も強化しないと拠点のレベルアップ出来ない仕様なんよ。
とりあえず、拠点に大量のＮＦＴガーディアンズを置いてキャンプで体力回復しなきゃね。
さて、ゲーム内で数分、外の世界で約一時間が経過したので資源を稼ぐために近くの森って素材収集スポットに２軍と３軍を送り出してみた。
とりあえず木とか石が無かったら拠点の施設が造れないんだよね。
今回は１軍はお留守番で２軍と３軍が森に探索に行ったんだ。
そしたら近くの森でも弱っちい降魔が出るわ、２軍や３軍でも欲しいアイテム以外にも大量の従魔用素材をゲットするわで嬉しい悲鳴だよ。
ちなみに素材収集はオートでも可能だけどさ、私的には無理に強い降魔が出る場所はやめといた方が良いとおもう。
素材集めの移動に関しては移動ポイントでは減らないけどＮＦＴキャラが死んだら終わりだしね、非ＮＦＴキャラクターの星３以下は話が違うけど。
これで最低限の土地に小屋と柵が出来たよ。
次はゴブリン砦１に１軍のフロスト爺さんを投入する。
相変わらずの賢者フロスト爺さんの無慈悲な一撃でゴブリンは全て経験値と素材に変わったわ。
ちょっと思ったけどさ、ほんとフロストお爺さんやりすぎですって！
ちなみに各キャラクターにはしっかりと性格があり、１軍は全員が超好戦的だったりする。
ちな、ＮＦＴの星５を集めたガーディアンズの２軍と３軍は同じ星５キャラクターなんだけどさ、何故か拠点防衛をめっちゃ好むや探索が大好きなどなど、色々な性格なんだけどステータスはめちゃくちゃ高い。
ゴブリンの砦１でも、フロスト爺さんのお陰でさしたる苦労もせずに大量の経験値と従魔素材に初回限定１１連ガチャチケットが出たよ。
はあ、ゴブリン砦２に来たんだけどさ、ゴブリン砦１と変わらず、出てくる敵はゴブリン１体なんだよね。
まあ、高い経験値と従魔素材に初回限定１１連ガチャチケットが貰えるから良いかってね、私は再び拠点に戻って休憩する。
だって、このゲームってダンジョン内ではポイントは時間がポイント制なんだよね。
１分で３ポイントダンジョン時間がカウントされて放置中もダンジョン内の時間ポイントだけは貯まるんだよー。
最大９９９ポイントでカウントはストップするから溢れないように気をつけないとね。
每日のログインボーナスはすんごいしょぼいんだけどさ、何か勿体ない精神で每日ログインしちゃうのはゲーマーあるあるなのかな？
この私の休み時間には２軍と３軍にレベル１収集スポットで素材集めをしてもらう。
素材の中には木、鉄、石、薬草、果物、肉などが有る、だけど別に私も１軍から３軍までの星５キャラクター達は基本的にお腹は空かないから果物や肉は要らないんだけどね、なんか美味しい食事を食べれば色々なバフが付くし、木や鉄は拠点の発展にはかなーり必要なんだよね。
２軍と３軍が良い感じで素材集めをしてくれたから拠点をグレードアップして小屋から住宅と豚小屋を造ったんだよねー、これで毎日、何故か豚さんは死なずに肉が手に入るね。
ちょっとのんびりしたし、ゴブリン砦３を軽くクリアして集めた素材を見るとピコン！とアイコンが光ったんだー。
例の降魔を従魔に出来るヤツが開放されたみたいなんだけど、今の私のレベル自体は３で碌な従魔は出来そうにない。
でも、従魔には従魔の良い部分も有ったりするんだよね、従魔は３体までパーティーメンバーに出来るっぽい。
ついでに防衛戦でも人数揃えればガーディアンズの他に従魔軍が造れるって部分が造ってみようかなーって好奇心を刺激したんだよねー。
そしてゴブリンの骨を合成して従魔を造ったんだけど、なんてこったい。
出来た従魔はこれって……。
スケルトン︙星１従魔レベル１
体力１０︙攻撃力２０︙防御力１０✕１０体
弱すぎぃーーー！思わず叫んでみたけどさ、星１のキャラクターの初期ステータスもこんなもんだったわ。
これが１０体も居るからさらに２体ずつ合成したら……
スケルトンソルジャー︙星１従魔レベル１
体力３０︙攻撃力５０︙防御力３０✕５体
ちょっとは強くなった？微妙過ぎて草も生えないよ。
このゲームは自分のレベルを上げるかＮＦＴキャラクターのレベルを上げるか拠点のレベルを上げるか選択出来ます。
自分のレベルと拠点のレベルを１０にするとＰＶＰイベントがスタートする仕様です。
星５の待機組のガーディアンズは拠点を防衛するキャラクター、いわゆる２軍以下の星５キャラクターを配置しますが、拠点レベルと壁の厚みで配置出来る数が決まります。
壁レベル１だと１部隊６人のキャラクター＋従魔３匹を配置出来ます。
このゲームではステラテジー要素が多少は有りますので素材集めスポットはレベル１から５まであり、採集は早い者勝ちです。
主人公は既にＮＦＴの星５キャラクターを３０人以上集めており、これまたＮＦＴの星４のキャラクターは４０人以上いて、ほぼほぼフルコンプした状態です。
ゲーム内ではほとんど時間感覚は有りませんが外の世界では舞がほぼほぼ全裸に近い格好で寝てから数時間経過しています。
素材に関しては色々と有るのですが、特に必要そうな品をシンプルに６つに絞りました。
ＮＦＴゲームって購入出来る星４以上のＮＦＴキャラクターと星３以下の非ＮＦＴのモブキャラクターとの間には明確な違いが存在します。
しかも唯一無二を謳ってますが日本の法律的には限りなく黒に近いグレーなんですよね。再三に渡り説明いたしますが、この小説は完全なフィクションですので現実のＮＦＴゲームでは全く儲からないことを明記します。
あくまでもＮＦＴゲームに嵌まらないで下さい。私はＮＦＴゲームにはかなり否定的で、この話は近未来のフィクションです。
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