第3話 王に仕える者たち

 眩くもやさしい夕影がトルマーレを包み始めた頃。

 ダイモンドは王宮の離れに逃げ込むように居座っていた。


「ダイモンド様ー! ダイモンド王子様ー!」


 遠くから、ばあやの声がする。彼女を困らせないよういつもならすぐに出ていくのだが、今日は隠れるように息をひそめていた。大方、母が呼んでいると伝えに来たのだろう。

 ここ最近、気づくとさりげなく母を避けるように行動していた。


「ダイモンド様ったらどちらにおられるのかしら。いつも執務室か離れの庭園におられますのにー」


 ばあやの声が遠ざかっていくのを確認すると、ダイモンドはほっと胸をなでおろした。

 ―――ばあやには悪いが、今日はこのままやり過ごそう。



 その時、隠れていた部屋の扉がキイ、と音を立てて開いた。


「わっ!!」


 跳ね上がる心臓を押さえ、扉を見やる。

 と、そこからのぞく双つの紅玉と視線がぶつかった。


「やはり、今日もここでしたか」

 

 紅玉の持ち主―――ルビーラはわかっていたと言わんばかりの落ち着いた口調で語り掛けた。


「やあルビーラ。すまないが今日もお邪魔しているよ」

「先ほど乳母殿がきみを探していたようですが、黙っていて正解でしたね」

「さすがルビーラ! 勘が鋭いね。それも予知能力かい? あと、僕がここにいることも」

「これは察しがついただけです」


 ルビーラは扉に鍵をかけると、ダイモンドの座るベッドの隣へ腰かけた。

 紅玉の瞳はダイモンドを見やると、一瞬口を開きかけて視線をそらした。


「なんだい? 言いたいことでもあるんじゃないか」

「……ここ最近、よく私の部屋にいらっしゃいますからね。きみの心が心配にもなりますよ」

「……ルビーラはなんでもお見通しだな」


 天井を仰ぎ、ため息をつく。

 胸にたまったよどみのようなものも、ため息とともに出ていけばいいのにと思った。


「きみもご存じの通りだよ」

「………ダイモンド」

「僕自身、なんだかよくわからなくなってきたよ」


 ここ最近、ダイモンドを悩ませている噂。まことしやかにささやかれているそれに、彼は頭が痛くなってきていた。


 王妃が、エスピリカと不貞を働いているのではないかと、王宮内では噂が密かに広まっていた。それは王子の耳にも届き、ましてや両親に届いていないはずがない。

 そしてなぜか王妃は逆に触発されたかのように、一層エスピリカへ熱を注ぐようになったのであった。


「母上も、ここ最近ずっと壁画を見ながらエスピリカのことを賛美しているんだ。それはもう熱心にね。エスピリカにかかわる無茶な予算案を提出されたと聞いて驚いてしまったよ」

 

 王妃が出した案は、エスピリカの人口を増やそうという内容だった。トルマーレの民の倍以上、出産や養育にかかわる援助を国から出そうという、無茶な内容だった。


「そんな案が通るはずないのはわかっているが。そんなことをしたらまるで一般の民をないがしろにしているみたいだろう。父上にとっても、母上にとっても、民はみな等しく大事なものなのに」


 そして、ダイモンドは壁画を見つめる母に違和感を思え始めた。

 「女」としての視線である。いつも優しく美しい母が、王ではない誰かへ「女」としての視線を向けるようなそぶりを感じ、つい母を避けるようになった。


「……王妃様は、国王様、そしてきみを裏切るようなお方ではありません」


 静かに聞いていたルビーラが口を開いた。


「王妃様はエスピリカをそれは愛してくださっています。私たちも王妃様を心より敬愛しております」

「………ああ」

「我らはもう十分な恩恵を王家から受けております。これ以上の待遇は我らも求めてはいません。族長として断言します。実は先ほども王妃様に呼ばれましたが、我々はすでに満たされており、これ以上の手厚い待遇は望んでいないことを伝えております」

  

 若き族長の、深紅の瞳に力がこもる。自身と同年と思えないほど、このエスピリカは達観していた。


「ありがとう、ルビーラ。母上が苦労をかけて済まないね」 

「ダイモンド。王妃様は誰よりも王国の発展を望まれてるのは間違いありません。今は先急いでおられるだけです」


 先急ぐ、という言葉をダイモンドは反芻していた。

 近年、王の持病が悪化していた。持病があることはもちろん、悪化の一途を辿っていることは、王妃と王子、そして王宮お抱えの医師のみが知っていた。

 民を不安にさせないよう、王は厳格な性格のためあまり表へ出てこない、という設定で通していた。

 しかし、真実が明るみになるのも時間の問題だと彼は悟っていた。そう遠くない未来、自分が王位を継ぐのだと。

 母が焦るのも無理はない。彼女は美しく愛嬌のある、ただそれだけの人だった。遺された自らが、ましてや未熟な息子が国を治めてゆくなど考えられないのだろう。


「……ありがとう、ルビーラ。いつもきみには助けられてばかりだよ」

「お互いさまです。今の私を友としても、一人の人間としても見てくれるのはきみだけですからね」

 

 ダイモンドにとってルビーラは、盟友であり親友であり、そしてなにより"いちばん美しい人"だった。彼とともにいれば、憂い事もなんとかなるような気さえしてくる。


「ねぇ、このままここでやり過ごしてしまおうか。月が昇るまで」

「私は構いませんよ。ちゃんと鍵も掛けておりますし。ただ、きみが王妃様からお叱りを受けないか心配です」

「せいぜいどこにいたのか聞かれるだけだよ。これでも言い訳だけは得意なんだ」

「ふふ、そうでしたね。知っていますよ」


 透けるような銀の髪を揺らし、紅いまなこが優しい光を放つ。清純という言葉を体現したかのようなエスピリカだが、瞳の輝きや仕草がどこか妖艶な香りを放っていた。

 

 ダイモンドは先のポシーオを追想していた。ローブのような普段の衣装とは異なり、動きやすさを求めた軽装を纏ったルビーラ。

 雪のような肌が惜しみなく晒され、その肌に刃が当たってしまうのではないかというスリルを観客に味わわせていた。

 同時に、エスピリカの剣舞時の伝統衣装と分かっていてもつい、官能をくすぐられた。我が美しい人を大衆に自慢したい気持ちと、その妖艶さを自分だけが独占したい欲。相反する感情がダイモンドの胸で綯い交じっていた。


「どうしたんです。先から遠くを見つめる目をして」

「……いや。きみが綺麗だと思ってね。瞳が宝石のようだ」

「それも存分に知っておりますよ。いつも熱くて溶けてしまいそうなほど情熱的に説いてくださいますからね」

「このままふたりで風に溶けていきたいくらいだ」

「……きみは唐突に詩人になりますね」


 自分でもなにを口走っているのか分からなかった。まとまりのないもやが、頭の中で渦を巻いている。

 ダイモンドには、母の不貞疑惑以上に胸を痛めている噂があった。  

 エスピリカの族長が王妃の寵愛を受け、最近頻繁に王妃の私室へ出入りしているというものだった。

 つまり、王妃の不倫相手はルビーラではないかと、彼は一部から疑惑を掛けられていた。

 

 私室への出入りは、王妃の呼び出しに応じ、無茶な施策の実施は必要ないと説得するためであるのに―――。

 ルビーラがそんなことをする者ではないと声を大にして叫びたいのに―――。


 しかしそんなことをすれば、かえって怪しまれ、ルビーラの立場が悪くなるのは考えるまでもなかった。

 そして父は、この噂をどうお考えなのだろうと考えるだけで胸に黒くどろっとしたものが詰まった気持ちになる。


 ルビーラは僕の"美しい人"だ。母さんのものじゃない――。

 自身に、こんなに痛々しいほどの独占欲と嫉妬深さがあったとは。ダイモンドは自身の感情を持て余し、困惑していた。


「なあ、ルビーラ」

「なんです?」

「……その、紅茶を……淹れてくれないか。喉が渇いた」

「はい。準備するので少々お待ちを」


 茶を沸かしに立ってゆくルビーラの後ろ姿を見送る。肝心なことが訊けない己の情けなさに腹が立ってきた。


 ―――きみは、自分が母上の不貞の相手だと噂されているのを知っているのか?


 口から飛び出しかけたその質問は、喉の奥に押し込められてしまった。


*****


 月が王国の真上に昇った刻。ダイモンドは王妃の私室へ向かってた。

 ルビーラの淹れてくれた紅茶を飲んだ後、他愛のない、けれどどこかよそよそしい雰囲気で会話が続いていた。

 ダイモンドは確信した。ルビーラは、自身が不貞疑惑を掛けられているのを承知したうえで王妃を説得しようとしている。立場が悪くなるのは自分自身だと分かりながら。

 これでもし、エスピリカに対する王妃の施策が強引に通されてしまったら。


「……ルビーラが、母上を不貞で籠絡したと断定されてしまう……!」


 王妃の私室へ続く廊下が、いつもより長く感じた。白い月明かりに照らされ、まるで一本道が作られたようだった。

 ここ最近、母の異様な熱を感じ、逃げていた。しかし。

―――逃げている場合ではない。

 ダイモンドは滲み出る汗を拭い、自身を奮い立たせ、王妃の私室の扉を叩いた。


「母上。ダイモンドが参りました。立ち入りのお赦しを願い申します」


 入りなさい、と部屋の中から声がした。いつもどおりの優しい母の声だったが、どこか知らない女の声にも聞こえた。

 ダイモンドが入室し、一礼する。王妃はまだ寝巻きにも着替えておらず、灯りをともした机に向かい、何やら書類仕事をしていた。傍らには侍女が一人控えており、王子へ一礼した。


「ダイモンド。夕方はどちらへいたの。夕食の席にもいなかったようだけど」 

「……恐れながら、母上。少しお話があるのです」


 王妃の問には答えず、要件を伝える。

 我が子から、なにやらただならぬ雰囲気を感じた王妃は、侍女へ本日はもう退室するよう促した。侍女は短く返事をし、王妃と王子へ再度一礼すると、この空間から足早に退場していった。

 王妃は書類から顔を上げ、ダイモンドに椅子へ座るよう促した。


「ダイモンド。話とは何かしら」

「此の程の、母上のエスピリカに対する接し方についてです」


 にこにこと笑っていた母の顔から、一瞬笑みが消えた気がした。しかし再度彼女は優しい笑顔を見せた。


「あら。何か問題でもあったのかしら?」

「母上。すでにご存知なのでしょう。母上の御耳に届いていないはずはありません」


 ダイモンドは母の淡いグレーの瞳をまっすぐ見つめた。いつも優しく笑顔を絶やさぬ母へ、今まで自分の意見をはっきり言ったことはなかった。母を困らさぬよう、母が求める息子、王妃が求める王子でいたつもりだった。

 静かな間があった後、淡々と王妃は切り出した。


「わたくしがエスピリカと不貞を働いている、という噂のことかしら?」

「……左様です」 

「まさか、あなたはそんな根も葉もない噂、真に受けてないわよね。そんなの家臣たちの暇つぶし、冗談の延長線よ」

「私も、母上がそのようなお人ではないことは百も承知しております。しかしながら、此の程の母上の行動は、私から見ても目に余る所があります」


 指摘をされるも、王妃は笑みを絶やさなかった。

 いや、正確には口元の笑みだけは絶やしていなかった。


「先に提出された予算案ですが、さすがに度を越しておられます。あれではトルマーレの民をないがしろにしている、エスピリカばかり優先していると解釈されても仕方ありません」

「……どうして民をないがしろにしていると思うのかしら。祖先より言い伝えられている通り、エスピリカなくてはトルマーレは発展し得なかったのよ。それはあなたも理解しているでしょう」

「それは理解しております。今も、たとえ千年先も、エスピリカは我らトルマーレの民と共存していくと信じております」

「嬉しいわ。お父様と違って理解してくれて。わたくしはこの国の、永久に続く繁栄を願っているのです」


 王妃はダイモンドから目をそらすと、いっそう声を潜めて語りかけた。


「もう、お父様に残された時間は少ない。あなたも察しているでしょう。彼の心臓の病気は、エスピリカでも主治医でも治癒できない」

「………それは」

「そしてあなたには言ってなかったけど、わたくしが王妃になった時、王宮内でなんと言われていたと思う?」

「……分かりません。何と言われたのですか」


 王妃は立ち上がり、窓辺へ向かって歩いた。


「"ダム・ブロンナ"」


 小さな怒りと、深い哀しみに満ちた声で王妃は告げた。

 ダム・ブロンナとは、金髪で美しくも、中身が空っぽの女性を揶揄するトルマーレの言葉スラングだった。それはステレオタイプの偏見であり、今時のトルマーレではまず聞かない言葉だった。

 窓に映る母の顔が、切なく歪んでいるのがダイモンドに見た。母の、光を束ねたような金髪が彼は好きだった。母自身も、これは親譲りの自慢の髪だと言っていたのに。


「あなたのお父様にはね、妃候補が何人もいたの。その中から、彼はわたくしを選んでくれた。他の妃候補に比べて、地位も聡明さも大したことないわたくしを。だから、わたくしは精一杯この国に、王に尽くそうと誓ったの。だけどね」


 王妃は窓から顔をそむけた。震える背中が、涙をこらえているのを物語った。


「王は、そんなことちっとも望んでいなかった。わたくしが、女が統治者の一端を担うなんて。妃には愛想と愛嬌しか求めていなかった。わたくしには中身がないと言うのなら、せめて愛想を振りまいて民を愛し、愛されるようにしようと努めたわ」


 王妃はゆっくりと振り返った。その頬は、見えない涙が伝っているようだった。


「男の子のあなたには難しいかも知れないけど、女が国の統治者になるって、ものすごく厳しいことなのよ」

「………母上」


 ダイモンドは言葉が見つからなかった。時を刻むぜんまいの秒針の音だけが、この部屋に響いていた。


「女でも、王妃であるわたくしは、王亡きあともこの国を護る義務があるのです。中身のないわたくしには、国を護るための手段が必要なのよ。その手段がエスピリカという存在なのよ」


 王妃のまなざしに迷いはなかった。いつも優しく笑顔を絶やさない母が、こんなにも覚悟に満ちた顔をすると始めて知った。


「……母上の苦心や、憂国の意は十二分に伝わりました。母上の胸の内も知らずに発言したことをどうかお赦しください」


 ダイモンドは素直に頭を下げた。


「ただ、近年トルマーレの人口も伸び悩んでおります。エスピリカと等しく、トルマーレの民も今以上に王家が支援していく必要があります。トルマーレもエスピリカも、皆等しく我が国の民なのです」


 そして、と一息つくと、大きく息を吸い込んだ。


「……母上。ルビーラを私室に呼び付けるのはお辞めください。彼にまで不貞疑惑が掛けられております。エスピリカへの印象が悪くなれば、王家は家臣、そして民からの信頼を失うことになります」

 

 王妃は目をそらすことなくダイモンドのまなざしとぶつかり合った。 

 息子の瞳の奥からなにかを探るように見つめた後、彼女は素直に頷いた。


「そうね。確かに、私室に呼ぶのは良くなかったわ。けれど、彼には族長として、今後の国や王のことも相談する必要があるわ。王の目につかず、人払いもできる場所と言えば私室しかないわ」

「ご自身ならぬ、ルビーラまでも信頼を失ってよいと仰るのですか。彼は王妃の命を拒否できる立場にありません。やむを得ず従っているのです。どうか彼の立場もお考えになってください! 彼にこれ以上疑惑がかかるなら、私は王子を降りる覚悟でございます!」


 気付くと、一息で言い切っていた。思いのほか興奮し、ダイモンドは肩で息をしていた。

 そんな我が子をカリナンは、大きな目をさらに丸くして見つめていた。


「ダイモンド……王子を降りるですって……? 一体何を言っているの。あなたがこんなに感情的になるなんて、今日が初めてかも知れないわ。一体どうしたっていうの?」

「ルビーラは、私の大切なひ……"親友"だからです。母上の強引な手法で、彼が傷付くなど私が耐えられません」


 カリナンは我が子の瞳をしばらく見つめていた。カリナンとよく似たグレーの瞳の奥に、炎が燃えているようだった。


「……分かったわ。確かに、ルビーラは幼い頃からあなたと仲良くしてくれているものね」


 カリナンは窓辺に腰掛けた。いつもの優しい笑みに戻っているとように、ダイモンドには見えた。


「では、これからルビーラへ相談事がある際、あなたにも同席してもらうわ。これならいいでしょう?」

「な……あの、私は構いませんが―――」

「その方が何かと良い案も出そうな気がしてきたわ。なにより、あなたが嫉妬しなくて済むものね」


 カリナンはやはり、いつもの優しい笑顔に戻っていた。そしてどこか懐かしむような、切ない笑みだった。


「母上、それはどういう―――」

「あら。今さらしらを切る必要なんてないわ。あなたがどんなにルビーラを友として――いえそれ以上に慕っているか、私にも十分伝わったから」

「なっ、違います母上!」

「はいはい。そういうことだったのね。それは私も無神経なことをしてしまったわ」


 予想外の方向ではあったが、なんとかカリナンを納得させることができた。しかし思春期のダイモンドは、想い人が親バレしたことに対し様々な意味でダメージを受けていた。


 耳まで朱く染まり俯くダイモンドへ、カリナンは再び切なげな笑みを向けた。


「ちょっと思い出したことがあるの。あなたが生まれる前ね、あなたのお父様が、わたくしをダム・ブロンナと呼んだ侍従に、ものすごく怒ってくれたことがあったの。いつも無口で何を考えているか分からない彼が、私のために怒ってくれて。『私の妻を馬鹿にすることは、私の妻が赦しても、この私が絶対に赦さん!!』って。それ以来、わたくしをそんな呼び方や態度で接してくる侍従たちはいなくなったわ。あれはほんとうに嬉しかった。さっきのダイモンドを見てたら、なんか思い出してしまったわ」


 カリナンは思い出の香りに包まれた顔をしたかと思うと、きりっと天井を見つめた。


「わたしくしが本来すべきは、王への説得だわ。トルマーレの未来について、しっかり話し合う時が来たのよ。たとえ女であろうと」


 ダイモンドは母の横顔を上目遣いでちらりと見やった。ダム・ブロンナとは程遠い、トルマーレの王妃がそこにいた。


 

 


 


 



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