第4−2話
『ピンポンパンポーン 地球に住む全ての方へのお知らせです。
ダンジョンを完全踏破した存在が現れたため、ランキングシステムを追加します。』
「は?」
秘書の隣りにいた(苦労気味な)政治家は驚く。
「お前にも聞こえたか?」
「はい。」
「だが、これが本当なら、大変になるぞ、各国がランキング上位者を集めるだろう。そして、それにより国力が決まり、場合によっては今の国関係が破綻することになるかもしれん。」
「それと追加のご報告なのですが、虫眼鏡と思われる個人情報を解析できるものが各国に一つづつ送られたという噂です。さらに、それではランキングも見れるため、アメリカなどは総力を上げて調査しています。」
「なるほど。我々もそうしたほうがいいのか?」という政治家の質問に、
「いえ、その必要はございません」と応える秘書
「理由ですが、鏡越しに、その虫眼鏡を解析すると、わかったのです。こちらが結果をまとめた紙です。」そういって紙を提出する秘書。そこに書いてあったのは
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鑑定のレンズ
ただの虫眼鏡に、[鑑定1]が付与された魔道具。
レア度:コモン
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「ということです。なので、我々が研究する必要はございません。」
「わかった。」
「更に…」
「まだあるのか?!」半分キレている政治家である。
「はい、法律で規定したにも関わらず(この部分はまだ描写していません)一般市民が勝手にダンジョンに入り込み、怪我をしたとかでデモや訴訟を起こしています。」
「いや法律違反はそっちだろう!?」
「ご尤もですが実際日本にすべてのダンジョンの警備をする人材はないので、法律が悪いとも言えなくありません。」
「それもそうだが、少なくとも今は法律で決まっているのに入ったんだろ?それで怪我をしたら自己責任じゃないか。」
「私もそう思います。」
「それはそうとして、一旦市民全員をバラバラに呼んで鑑定のメガネで探すべきかもしれん。」
「わかりました。 そのようにしておきます。各市役所に通達して、どこかに集まってもらいましょう。また、ダンジョンに対する法律をもう一度決めて、国民に発表すべきだと思います。」
「わかった。そうしよう」
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ちょっと短めかな?
次から主人公視点に戻ります。
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