第2話

ってあれ?

ミミックを倒したところになにか落ちてる?

拾ってみると、透明な小石くらいの大きさのナニカだった。

「アドバイザーさーん、これなんですか?」

『お答えします。それは魔石と呼ばれるものでステータス画面に近づけると、その中に入り換金することができます。また、換金したお金は、現金で手に入るか、仮想通貨のようなものにして、いつでも取り出すことができるようにするかの、二通りの選択肢があります。仮想通貨にした場合には、本人が死なない限り盗られることはありません。』

「おぉ、聞いていないことまで答えてくれてありがとう。」

『いえ、これが仕事なので。』

まあ入れてみよう

ステータスを開いて、ステータス画面に近づけると吸い込まれた。



ミミック・ロードの魔石:10万円



高!

これはすごい、簡単に大金持ちになるかも!

まあボスを倒しに行こうか、

「アドバイザーさん、ボスがどこに居るかはわかりますか?」

『はい、屋上にいます。また、表ボスは、裏ボスより弱いので、今のマスターなら簡単に倒せると思います。』

ありがとう


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ボスを倒しに行く前に、剣道部の部室に寄って、木刀を手に入れておいた。[剣術1]があるらしいからね。


で、部室から出た瞬間、ゴブリンと思われるものと鉢合わせした。

「はっ」とっさに木刀を振って、ふっとばしたがまだ生きている。

「真剣が欲しいな!」

じゃあ魔法を使おうということで、「サンダースピア!」を撃った。

それは、ゴブリンにあた………らなかった。

「なんでだよ!」

『マスター、私の手助けで、標的への照準、詠唱の省略ができますがどういたしましょうか。』

「もちろんお願い!」

というわけで、今度はアイススピア!

こんどはあたって、断末魔も残さずに消えていった。

残った魔石はミミックのときの10分の一くらいの大きさで、濁っていた。



ゴブリンの魔石:10円


こんどは安い!

まあいいや、ボスを倒しに行こう!

というわけで、階段を登っていると、時々ゴブリンと鉢合わせしたが、簡単に殺した。

「あれは強そうだな、」

屋上へ行くドアの前には、ゴブリンより一回り大きいゴブリンが待ち構えていた、ただし、幸いなことに、こっちには気づいていないみたいだ。

「先手必勝!」サンダースピア!放ったサンダースピアは、デカゴブリンに見事命中し、感電させた。もう一度サンダースピア!二回目で死んだ。

魔石は、



ホブゴブリンの魔石:100円


うん安いね、

まあ、もう屋上は眼の前だから、行ってみよう。

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