戦乙女の復讐!

惰性に修羅場

序章 そして彼女は___になる。

序章 女子高生とダンジョン。

「というわけで!やってきたぞーー!!ダンジョーーン!!!!」


「何がというわけかは知りませんけども。」


「いやー、、とうとう来ちまいましたねえ、、高校生になった甲斐があったってもんですわあ、、」


「え、、あなた達、、そのために高校に入ったんですか?」


「そーですよー!!すごいでしょー!!」



ダンジョンまたの名を地下迷宮。約80年程前、突如として世界各地に現れた謎の遺跡。そこには知能を持った化け物。通称、「モンスター」が蔓延っている。モンスターは種ごとに様々な戦闘技能や探索技能などを持っている。これを「モンスタースキル」という。モンスターは倒すと、確率で「ドロップ品」と言われるアイテムを落とす。これはモンスターによって違い、中には通常ドロップと希少ドロップ、通称「レアドロップ」と言われる品を落とすものもいる。通称、モンスターはダンジョン内にしか生息できず、外に出ると砂のように霧散してしまう。

ダンジョンという存在については現在でも激しく議論されており、ある一説には超古代文明の叡智の残骸と、またある一説には地球外より降って出た惑星の技術の片鱗と、またある説では神の思し召しと言われている。

だが、実際のところはブラックボックス。それこそ、真実は神のみぞ知る、というところだ。


そんなダンジョンだが、現在時点で下層、中層、上層、深層、深淵、奈落まで確認されており、下層は観光スポットとして。以降の階層は探索者(ダンジョンを探索する人たちのことをいう)たちが狩り場として使用している。

最近ではダンジョン探索を配信で映すダンチューバー、通称「DTuber」なんてものも流行っている。


そして私達が持っているこのカメラ。これがそのダンジョン配信に必要な浮遊カメラ「レトレリックエコー」だ。懸賞で当てたので、一高校生が持ってもいいほどやすいものではない。流石のギルドの受付嬢さんでも目が飛び出るレベルの金額だ。


「えっ、、、」


「まあ、、そーなるよねー、、」


「ギルドの受付嬢さんってバイトでしょ?あんまり気負わなくていいと思いますよー。それじゃあ」


「え、、??あ、ああ、はい(?)」


「それじゃー!」


「ダンジョン配信ー?」


「「スタートだーー!!!!」」



そうして私達はダンジョンへと足を踏み出した。

それは、破滅への一歩だった。

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