無人島でサバイバル?無人島を開発?それってうまくいくの?

空想戦士

第1話

まずバラバラの人員がバラバラに生活をし、各自に自由に生活をするという無法地帯を想定する。すると自然の恐ろしさや自分達の力には、限界があることに気づき集団で生活をしていくことを求められる。第二にそうした空間や資源というものは有限でありそうした有限のものをどのようして共有するかを考えなくてはならなくなってくる。つまり好き勝手に生き、好きに消費し、好きに増えると有限の空間では限界があることに気がつく。

そうすると次にそうした資源や空間を占有し、自分達のグループを自分達の空間で独占しようと考え始める。

しかしその資源が有限である以上、その数も有限であり、そうすると勝つためには奪わなければならない状況におちいり、そうして互いに武装し、そうして互いに不信を持ち、常に武力による略奪に備えた緊張状態に陥る。

そこから自分の体そして自分の財産を自分達の所有物であるとことに気づきそれらを安全に管理したいと考え各々の集団人員がそれらの所有権を主張し始めそれらを守ることのできる力のある存在に権力が集中していく。

そうして有限の空間と資源を限られた存在で分配しようとした、ないしは共有しようとした結果として力が支配し、そうした土地、物、人等の所有権を巡って対立し合う。つまりは奪い合うようになっていく。

それらは有限の資源を限られた存在で独占するという競争状態に行き着き、富めるものと貧しいものに分かれていく。

しかしそれらは有限の資源を力によって占有することによって豊かな資源や豊かな土地を食いつぶすことによって成り立つものであり、そうして力のある存在の身勝手により力が支配する無法地帯が生まれ、限られた存在でそれらを独占するという力による支配がうまれ、そうして力のない存在をさらに力のある存在が外へと追いやるのである。

つまりは本質的に自由であるとして、各自に生活をさせると本質的に無責任であるということになり、結果として利己的に生きることを強いられる。

つまり力のある者達と、それに付き従う弱いものたちという構図が生まれ、限られた資源を限られた存在で独占する。

そうしてそのために集団で結託し、国家を組織する事で力による占有という手段によって力のないものを常に外へと追いやっていくという弱肉強食の自由競争という構図に行き着き、そうしてそんなものは箱庭という有限の空間では長続きしないことは明らかである。

というのも力による占有と強者と弱者、つまり守る側と守る側の支配と服従という関係性はそうした敗者や従わないものから略奪し、そうした存在を外へと追いやる事で成り立つものでしかない。

つまり本質的に空間が限られているこの場では力による物理的占有と限られた存在での独占というものは、そうした限界に直面し、いずれはグループ同士での不信に行き着き、誰も信頼できず、全ては敵であり敗者は強者の言うことを聞かなければならない。

そうしていずれは全体として貧しく卑しい生活を迫られるようになっていく。

このように人間が自由な存在であることと人間以外の支配者が存在しなくなったときにはあらゆる存在が脅威であり、仮想的であるという事実に直面し、自分以外の人間が信用できない。

故に利己的に行動して常に個々人での奪い合いに備えなくてはならなくなり、そうして当然支配者と支配者が対立し国家と国家という紛争状態には最終的に全ての人間が支配者となり、次に単一のグループが勝者となり次に自らのグループでの不信と武力と武装による紛争状態によって、分裂を繰り返し、強者が弱者を虐げるようになる。

なぜならそれが一番カンタンに生き残る方法であるからだ。

そうしてやがては崩壊へと導きあらゆる資源を食いつぶし、滅びていくことが予測できる。

つまり現実の社会でそれが成り立っているように見えるのは、単純に空間や資源、さらには人的資源があまりにも膨大であるからであり、さらに勝者と敗者の関係が複雑化しているからにすぎない。

本質的に利己的な存在を自由にして放置しておけば秩序を損ない極端なまでの共食い社会へと行き着くのであり、強者が弱者を食い物にすると次はまたさらに…というのを占有と独占という手段によって食いつぶし、最終的に誰もいなくなる。

このように地続きで有限な空間では現実と同じように考え、行動すると数年から数十年で自滅する。

つまり俺達が考えるべきは資源の運用と分配を通じていかに再生可能な社会を作り維持するかであり、サバイバルに突入すればその時点でゲームオーバーである。

あなたは無人島という箱庭社会のイノベーターとなって資源運用の問題に取り組む必要がある。

つまり我々が考えるべきは全員で生存する道であり、誰かを食い物にするといずれ自分に返ってくる。

以上。夢のない持論でした。

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