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  • 編集済

    企画より。
    取り敢えず最新話まで読みました!
    以下感想、評論です。順番に説明していきます

    ・良かった点
     1. ユニークなセンス
     2. "しぐさ" の描写
     3. 網状の相関図

     1. ユニークなセンス
     北欧にエジプト、神代の日本。果てはまつろわぬアラハバキを燻した世界観。牛乳の流行など、独特の気風が面白かったです。
     名付けにも捻りがありました。"ヲシリ" を中心に、この名前どうなるんだ? トいった具合で、役割を想像しながら読めるのも、巧さを感じました。

     2. "しぐさ" の描写
     何気ない会話の最中、相手の顔を舐めるが如く仔細な描写がされていました。不自由な主人公ならではの、見える世界への熱中具合が見て取れます。徹底的な写実が乗り移るような共感、没入性を生み、読んでいて退屈しませんでした。

     3. 網状の相関図
     生きた世界があり、そこには生きとし生けるものがある。私はそこで生きている。
     大前提を失わない、綿密な人物関係が見事です。父、義理妹……だけじゃ有りません。侍従の一人に至るまで、スポットライトの裏表、"生" を感じました。
     "主人公とどうか" に終始する、箒だらけの昨今、中々見ない創り込みです。コレからも大事になさって下さい。


    ・気になった点
     1. 見せ場への淡白さ
     2. 顔に掛かるモヤ
     3. "あらすじ" ≠ "ストーリー"

     1. 見せ場への淡白さ
     キスの後、別れの1枚を代表して。心情、行動が非常に淡白でした。
     キスです。照れるなり、思うなりあっても良いかと。彼女は自由に動けないんだな。トいった呆気ない一行ではサイコパスです。描写で引き込んだ共感が、血の気と共に引いてしまいます。

     2. 顔に掛かるモヤ※
     ヒゲに服、刺青まで。肝心の顔が解りません。威厳がある、美少女である。主人公もあどけなさの残る美少年。コレでお仕舞いです。
     ※想像に委ねる為の、工夫なら杞憂です

     3. "あらすじ" ≠ "ストーリー"
     直結しません。夫々に問題があります。

      3-1あらすじ
      情報が少ないです。本編では "味" となる繰り返しが、紹介文では邪魔者です。川端康成を読まれるのでしたら、"現代社会で〜" ノ下りは、"落雷の先〜" デ纏めて良いかと思います。
      3-2ストーリー
      転生→リハビリ→謀略→解決→次の・・・トいった進行。これに問題は有りません。問題は "リハビリと謀略" 。この合間で起きる、情報と相関図の "ながらプレイ" 。コイツです。
     先にも記すように、本作は心情が控えめです。結果、展開が非常に高速化します。
     『りはーびり』中、妹に癒され "ながら" 、謀略の下準備と世界観の説明です。やや置き去りされる印象を受けました。


    ・総評
     文章力、設定、基礎的な展開。夫々にセンスと実力を備えて、纏められていると思います。"独自世界の伝承" トいう近寄り難さを踏み潰す、不思議な魅力に満ちていました。
     一方で段階や設計、特に宣伝が勿体ないです。誰が、何を、どうするのか。コレらを一度纏めて俯瞰してみて下さい。一気に花開かれると思います。


     以上、拙い初心者からの戯言になります。
     ご容赦下さい
     

    作者からの返信

    ねんねゆきよ 様

    このたび感想コメントを頂きまして、誠にありがとうございます。

    先ずは「良かった点」。
    これは素直に嬉しかったですし、自信にもなりました。
    但し、万人がここまで作品を汲み取って頂けるかと自問自答すると、まだまだ研鑽しなければならないと考えています。
    ただ反省だけでも無く、伸ばすべき要素が垣間見えましたので、そこは文量を掛けても良いのだと気付かされました。

    次に「気になった点」です。
    オブラートに包んで頂けては居りますが、
    「駄目な点」が正直なところでしょう。
    ①見せ場への淡白さ
     キスシーンに留まりません。
     確かに見せ場を上手く見せる手法は、幾らもあるはずです。
     どうしても気を配る内容が多すぎて、淡白になり過ぎてる事に気付かされました。
     ※例えば、妹とは言え清拭を頼むのに恥じらいが足らないのも、三十路のオッサン視点の感性なんです。
     ここの心理描写も悩みましたが、淡白に割り切らせました。
     何とか引き付ける吸引性を、磨きたいと思います。
     
     ※ウズメさんとのキスシーン(※第12話)は陰謀渦巻くなる中、ホッとさせる一幕ですよね。
     確かに淡白過ぎて、引き込む様な展開を期待させておいて!ってなりますよね。
     【少年期編】では、ヲシリは十三歳の少年なので、中身の三十路のオッサンの精神とのギャップが酷過ぎますね。
     主人公がサイコパスって罵れれるのは、正鵠を射ています。
     まだこうしたエピソードを入れずに、コ〇ン君の様に謎を解決するエピソードに徹する方が、良いのかも知れません。
     
    ②顔に掛かるモヤ
     もう本当にソレです。
     小生の頭の中には、アニメ風のキャラが居るんですよ。
     衣裳装束も明確に在るのです。
     早速手直しはしましたが、いかがでしょうか。

    ③"あらすじ" ≠ "ストーリー"
    3‐1 盲点でした。
     ご指摘並びにご指導の程、心から感謝申し上げます。
     すぐに直しました。

    3‐2 ながら描写
     そうですね。
     一応【時代】ジャンルなのですが、邪馬台国の歴史描写は、いわゆる弥生時代とかなり混同されがちです。
     例えば「時代は戦国時代」の一文だけで、余分な世界観を描かずに済むのは、楽な選択です。
     出来るだけ、会話内で紹介していましたが、逆効果でした。
     ストーリーの展開に、注視させることが肝要でした。

    最後に。
    この作品は「魏書東夷伝倭人条」(所謂、魏志倭人伝)を知っているかどうかで、早々にネタバレしてしまいます。
    一度は徐々にと思っていましたが、やはりテーマが一般的で無いのでしょうか、改稿して早々にネタバレさせました。
    そのほうが主人公の心情が伝わりやすくなるかな?と試行錯誤の上での判断でした。

    次章からは一気に、三年後【青年期編】を予定してます。
    長いリハビリ期間も終了し、かなり活発に動き回れます。

    このたびのご感想に、心より感謝申し上げます。
    幾重にも、幾重にも。

    返信がこの様な、乱文乱筆で恐縮しております。
    ねんねゆきよ様の今後のご活躍と紡ぎ出される作品のご清栄を、心より願っております。

    編集済
  • 第3話 妹侍女のいる生活への応援コメント

    企画に参加して頂きありがとうございます。
    といっても期間ギリギリですが。
    新人さんや新作応援のつもりで定期的に主催していますので、他に参加したい企画が無ければ遠慮なくご参加ください。

    ご挨拶はこれくらいにして、ここまで読んだ作品の感想を。
    異世界転生モノとしてはテンプレ展開こそ使っていますが、中々どうして一癖ありそうな内容に独特のネーミング。
    時代や舞台もやや異なる趣きで一筋縄ではいかない感じがヒシヒシと伝わってきます。

    見やすくなるように改行は多用されているようですが、地の文の始めに段落空けも加えるとより見やすくなると思います。
    執筆活動がんばって下さいませ。

    作者からの返信

    Terran.31 様

    本日はご丁寧な感想を頂きまして、ありがとうございます。
    拙作も10万字を超えたところですが、感想を頂きましたのは初めてとなります。

    Terran.31 様がご指摘されていました通り、いかにすれば読んで頂けるかをポイントに今は物語の構成など、校正を中心に行って居ります。

    本作はどうしても時代背景など、歴史的事実との整合性と読者様の読みやすさに、どこまで擦り合わせるか?
    匙加減が難しく、ともすると作者の主張が強い駄作に成り下がっていることも自覚している次第です。

    そうした中での自主企画の参加は、これまで敷居の低いものを選びがちでしたが、今回貴殿の企画を見つけまして、分不相応化とも存じましたが、遅まきながら参加させて頂いた次第となります。

    字下げはデフォ機能としてあるので使うのが正しいと思い、早速全編に亘り改稿させて頂きました。

    それに合わせて、改行が多用されている作品が評価が高いのかなと思い、意識的に多用してたのですが、既読の3話くらいは逆に改行を減らして校正させて頂きました。

    今後も当面は更新よりも、文体などの校正に力を入れて参りたいと考えておりますので、都度感想やご指摘を頂ければ幸いです。

    現在は会話のキャッチボールでリズム感のある内容が、口語体のぎこちなさから上手く運べない点や、そもそも主人公に感情移入し辛い点などを課題としております。

    飛び道具なしの転生物は、鬱展開になりやすくて、爽快感がないのも課題ですね。

    自らの作品は粗だけが目立ち、何を生かすのが正解か?悩みが尽きません。

    そんな拙作並びに作者ではございますが、よろしくお願いいたします。