永遠に変わらない君へ

カルムナ

永遠に変わらない君へ

美しい髪も薄い肌も、優しい声も細い体も、何もかもが出会ったときのまま変わらない。

僕が産まれて間もない頃からこの家で共に暮らし、成長してきたのに、気づけば僕だけが年老いている。

そんな君のことが大好きでたまらなかったのに、僕は君を残して死んでしまうだろう。

どうかそんな顔をしないで、最期まで一緒に居よう、そう願う僕はクゥンと鳴いた。

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永遠に変わらない君へ カルムナ @calmna

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